弊団が冠にいだく芥川也寸志生誕100年記念にふさわしい事業とするため、芥川也寸志の管弦楽作品群から、前期、中期、後期の代表作を演奏して、芥川の各時代に於ける音楽的魅力の到達点を、聴衆とともに検証する。また、編集に力を注いでいるプログラム解説では、これまで語られることのなかった、芥川也寸志による「日本の交響作品展」シリーズ企画の音楽史的経緯や、彼の芸術分野を超えた活動が、社会へ与えた影響の射程を深く捉えて論じる。
本事業に於いて、「日本の交響楽作品の継承に必要な活動は何か」と言う明確なメッセージを社会へ投げかける。
【芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ】
2002年創設以来、120曲以上の日本の管弦楽作品を演奏して、多くの作曲家の業績を紹介している。また、文化庁等の委託を受けて、2004年には北京、2007年にはハノイ、2013年にはマニラで国際交流音楽祭事業を主催。
2018年5月発売のCD「芥川也寸志:交響曲第1番ほか」は、専門誌、朝日新聞などで特選盤に選ばれている。
2016年6月に作曲家・野平一郎がミュージック・アドヴァイザーに就任。
日本製鉄紀尾井ホール (東京都千代田区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。