福島県いわき市にある県営復興団地 下神白団地で行われているプロジェクト「ラジオ下神白」。この取り組みを通じて、住民の日常、記憶、語り、交わりから浮かび上がる「声(風景)」を、遠く離れた土地でいかにして「体感」するか。人の記憶を受け取ること、起きてしまった出来事への向き合い方を考えること、そこに音楽がそっと置かれる意味について、できるだけじっくり味わいながら語り合い、奏であいたいと思います。
14:00~14:30 なぞる1:PLAY 「ラジオ下神白」の演奏を聴く
14:30~15:30 なぞる2:REC 語る、その声を録られる
15:30~15:45 休憩
15:45~16:15 レポート:「ラジオ下神白」について
担当:アサダワタル(本プロジェクトディレクター・文化活動家)
16:15~17:50
なぞる3-1:REC 誰かの語り、その声を録ってみる(40分)
出演1:角尾宣信(映画研究者)
休憩(15分)
なぞる3-2:REC 誰かの語り、その声を録ってみる(40分)
出演2:武田力(アーティスト、俳優)
17:50~18:20 なぞる4:PLAY 「CDラジオ下神白」を聴く、そして、歌う
18:20~19:00 ふりかえり:「声」は受け取れるか、何を感じたか
※変更になる場合がございます。
ラジオ下神白(アサダワタル、江尻浩二郎、榊裕美)
福島県いわき市にある県営下神白団地を舞台に展開される、音楽と対話を手掛かりにしたコミュニティプロジェクト。住民が住んでいたかつてのまちの記憶を、馴染深い音楽とともに収録するラジオ番組を制作し、それらをラジオCDとして住民限定に配布・リリース。この行為を軸に、立場の異なる住民間、ふるさととの交通を試みている。「復興」というキーワードからすり抜ける一人ひとりの「私」との出会いを交わすために、継続している。
角尾宜信
東京大学大学院総合文化研究科、博士課程在籍。専門は映画研究、特に敗戦後から60年代までの日本のコメディ映画や風刺映画を研究。そのかたわら、映像制作・編集の仕事をしていた経験を活かし、都内や近郊の複数の介護施設にて、高齢者の方々とお話しつつ、昔の映画や歌謡曲を楽しく鑑賞するプロジェクト「シルバーシネマパラダイス!」を主催。また多摩や小金井にて、定期的に一般向けの鑑賞会も企画。
武田力
パフォーマンス・アーティスト、民俗芸能アーカイバー。滋賀県の過疎の進む集落で古来より継がれてきた六斎念仏の「継承」を担う。こうした民俗芸能の構造に着想を得て、糸電話、警察署員との対話、たこ焼きなどを素材に現代に作品を展開。民俗芸能と芸術との互恵的な関わりから、社会課題を観客とともに軽やかに思考する作品を展開している。アーツコミッションヨコハマ2016、17年度クリエイティブ・チルドレン・フェローアーティスト。http://riki-takeda.com
無料
30名(要申込/通し参加優先)
件名を「12/8イベント申込」とし、本文に「氏名(よみがな)、電話番号、参加人数」をご記入の上、下記までお申込みください。
E-mail:info-ap@artscouncil-tokyo.jp
※「info-ap@artscouncil-tokyo.jp」からのメールを受信できるように設定してください。
※お預かりした個人情報は、本事業の運営及びお知らせのみに使用します。
※メールでのお申し込みは、12月7日(金)18:00までとさせていただきます。
※定員まで余裕がある場合に限り、当日参加を受け付けます。
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
事業推進室事業調整課事業調整係
TEL:03-6256-8435(平日10:00~18:00)
E-mail:info-ap@artscouncil-tokyo.jp
2018年12月8日(土)14:00~19:00(開場13:30)
アーツカウンシル東京ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302[3331 Arts Chiyoda 3F])