東京アートポイント計画が、
アートプロジェクトを運営する「事務局」と
話すときのことば。の本 <増補版>
アーツカウンシル東京「東京アートポイント計画」事業は、2009年に始動し(※1)、まちなかにあるさまざまな地域資源を結ぶアートプロジェクトを展開することで、その活動を継続実施するためのプラットフォーム(人的資源、拠点、ネットワーク)を形成し、地域社会の担い手となるアートNPOを育成することを目的とする取組みです。2017年3月までに43団体と34のアートプロジェクトを共催してきました。
『東京アートポイント計画が、アートプロジェクトを運営する「事務局」と話すときのことば。の本』は、東京アートポイント計画のプログラムオフィサーが、様々な現場に寄り添う中で、出合ったキーワードについて執筆した用語集です。ただの運営マニュアル本ではなく、様々な場所でアートプロジェクトに取り組む人々が、一呼吸ついて立ち止まり、状況や課題意識を共有し、対話するための「ツール」として制作しました。2014年に初版を発行して以来、文化事業に関わる方から好評をいただいていましたが、2017年に3年ぶりのリニューアルを行い、増補版を発行しました(※2)。初版では27個だった「ことば」を、55個に増やしています。
※1:2009~2014年までは東京文化発信プロジェクト室、2015年よりアーツカウンシル東京に統合
※2:東京アートポイント計画の成り立ちから、事業開始後の変遷、そして2020年に控えた東京オリンピックまでを視野に入れて語った座談会「東京アートポイント計画のはじまりとこれから」については、初版にのみ収録しています。
初版ダウンロードはこちら
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東京アートポイント計画の必須ワード
P.4-7
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「事務局」のための「ことば」の使い方
P.8-9
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A プロジェクトのいしづえ
P.10-41
事務局3人組/持続可能な運営/設計/企画の4点セット/適材適所/会議の3点セット/決め方を決める/段取りを整える/座組/情報共有/ことばで戦う/ネーミング/資金繰り/進行管理/句読点を打つ/設える/シミュレーション/インプット/現場の空気感/許認可申請/使える写真化/ファクト主義になる/リスクを考える/固まらないために/人ありき/適宜修正
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B.プロジェクトをひろげる
P.42-65
チームワーク/ご挨拶回り/アーティスト/活動拠点/叱られる/ボランティア/サポーター/広報のデザイン/ブツ切れにしない/流れを知る/推敲する時間/場の設定/キャッチボール/行政との付き合い方/仕事の共有/失敗と事故/可動域/閉じる/関わりしろ
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C.プロジェクトをつづける
P.66-80
第3コーナー/アーカイブ/ルールとタグ/ドキュメント/振り返り/変化/法人化/評価への準備/量と質/思考と技術と対話/プログラムオフィサー
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東京アートポイント計画 2009-2016
P.81-128
東京アートポイント計画とは
東京アートポイント計画 2009-2016 事業一覧
東京アートポイント計画 2009-2016 発行物一覧
ページ数:128ページ
収録用語数:55ワード
監修:森司(アーツカウンシル東京 東京アートポイント計画ディレクター)
編著:坂本有理+佐藤李青+大内伸輔+芦部玲奈+中田一会+嘉原妙+上地里佳(アーツカウンシル東京 東京アートポイント計画 プログラムオフィサー)
デザイン:福岡泰隆
イラスト:STOMACHACHE.
編集協力:佐藤恵美
校正協力:濱田夏実
発行:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
発行日:2017年2月10日
©アーツカウンシル東京、2017
東京アートポイント計画が運営する、アートプロジェクトの担い手のためのプラットフォーム「Tokyo Art Research Lab」(TARL)ウェブサイトの「資料室」よりご確認ください。
書名で検索していただき、「資料の郵送」ボタンが表示されていれば、着払いで郵送が可能です。「資料の郵送申し込みフォーム」よりお申込みください。
なお、資料室では、「東京アートポイント計画」で作成した資料をはじめ、実際のプロジェクトや研究に活用できるツールなど、様々な資料を紹介しています。 一部の成果物は着払いでの送付が可能ですので、ご希望の方はフォームからあわせてお申し込みください。
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