ライブラリー

アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

東京アートポイント計画通信

東京アートポイント計画は、地域社会を担うNPOとアートプロジェクトを共催することで、無数の「アートポイント」を生み出そうという取り組み。現場レポートやコラムをお届けします。

2017/03/06

アートプロジェクトを動かす『ことば本』の使い方。(3年ぶりに増補版ができました!)

DSC04292
どの「ことば」が気になる?

3年ぶりに発行! 55ワードを盛り込んだ『ことば本』増補版

2017年2月、『東京アートポイント計画が、アートプロジェクトを運営する「事務局」と話すときのことば。の本 <増補版>』(通称『ことば本』)が完成しました! 関心のある方に向けて、配布しています。ぜひお手にとってご活用ください。(※入手方法はこの記事の最後に記載)

『ことば本』は、東京アートポイント計画のプログラムオフィサー(PO)が、アートプロジェクトの現場に寄り添う中で重要だと考えるキーワードをとりあげ、執筆した用語集的な冊子です。2014年に初版を発行して以来、大変好評いただいてきました。そしてこのたび3年ぶりにリニューアル! 初版では27個だったことばを、55個に増やし、増補版として発行しました。

編集長を務めたPO・坂本は、「『ことば本』は運営マニュアル本ではありません。対話を生み出すためのツールとして使ってください」と、いいます。

もちろん、最初から順番に読んでいただいても問題ありませんが、 今回は、東京アートポイント計画PO的なおすすめの使い方をご紹介します。

DSC04294
55の「ことば」を掲載。

使い方その1。行き詰まったら、パラパラめくる

『ことば本』は、どこから読んでもOK。

プロジェクト運営をしていて「何だか、うまくいかないな~」「一息つきたいな」と感じたとき、パラパラとめくってみてください。「句読点を打つ」「使える写真化」「固まらないために」「叱られる」など、『ことば。本』にはユニークな切り口で、プロジェクト運営の“あるある”が収録されています。モヤモヤを整理したり、違う角度にアクションを切り替えたり、次に進むヒントが見つかるかもしれません。

DSC04302
ランダムに読んでOK!

使い方その2。仲間とアジェンダ代わりに引用する

同じプロジェクトチームで集まって話すときに、一緒に開いてみるのもおすすめ。

「持続可能な運営」「企画の4点セット」「ネーミング」など、プロジェクトのいしづえのことばをきっかけに現状を見直したり、「ルールとタグ」「ドキュメント」「質と量」などのことばから、実施後まで見据えた運営を検討したり、アジェンダ代わりに使う方法も。

DSC04287
対話のきっかけに。

使い方その3。自分たちの『ことば本』をつくる

そして一番おすすめしたいのは、プロジェクトチームでオリジナルの『ことば本』をつくること。

チームで大事にしている考え方、よく登場するキーワード、忘れたくない失敗や成功のターニングポイント、新メンバーに伝えたいこと……など、プロジェクト独自のことばはどんなチームにも蓄積されています。冊子にまでしなくても、自分たちの「ことば」を考えることは、活動を豊かにする重要なアクションに繋がるはず。

DSC04293
自分だったら、どんなことばを選ぶ?

実際、この1冊が発行されるまで、わたしたち東京アートポイント計画のPOは、何度も何度も集まり、話し合い、書き直しました。日常業務の中で執筆することは、それはそれは大変な作業。ちょっとだけ心が折れそうになった時も……。でも、同時に、とても貴重な時間だったとメンバー全員が実感しています。

「このことば、大事だと思う!」「現場でそんなことがあったんだ! 収録しよう」「その切り口、いいね」「あの課題はどう改善するべきかな?」「もうこの方法って古いんじゃない?」など、過去を振り返り、未来を見つめつつ、意見をたくさん交わす時間は、こんな機会でもないとなかなか持てません。現在のチームの結束を強くすると同時に、未来の活動イメージを共有することもできました。

あたりまえの「ことば」から

「この本に出てくることばは、アートプロジェクトの運営を担う人々が日々直面する業務や状況に関わるものです。だから、一覧を眺めてみても、特別なことを言っているようには見えないはずです。だけど、ことばが意味するアクションをひとつひとつ丁寧に着実にこなしていくのは、実はとても大変なこと。
大事なのは、「何のためにアートプロジェクトをやるのか」という問いを常に抱えながら、自分たちの活動について語り合い、振り返り確認すること。また、そのための時間をつくり共有すること。それによって活動の思想が作られ、活動の価値が言語化されていきます。この本がそのような時間のきかっけになればと思っています」
(『ことば本』編集長・坂本)

『ことば本』の入手方法

以上、使い方のご紹介でした。

入手方法は以下の3通り。東京アートポイント計画の7年間の活動が詰まった一冊、ぜひさまざまなプロジェクトの現場でお使いいただけたら嬉しいです!

1)データでダウンロードする
PDFで公開しています。以下からダウンロードができます。
東京アートポイント計画が、アートプロジェクトを運営する「事務局」と話すときのことば。の本 <増補版>

2)郵送で受け取る
返送用切手を送付いただきましたら、郵送いたします。お申し込み方法は下記ページに掲載の「印刷版郵送をご希望の方へ」をご覧ください。
東京アートポイント計画活動記録集ページ『ことば本』

3)レクチャールーム+アーカイブセンター「ROOM302」で受け取る
アートセンター「アーツ千代田3331」(東京都千代田区)の3階に、アーツカウンシル東京のレクチャールーム+アーカイブセンター「ROOM302」を開設しています。開室日にお越しいただければ、スタッフから受取ることができます。
ROOM302の詳細・アクセス
ROOM302開室日


*東京アートポイント計画からのご案内

東京アートポイント計画について
公式Facebookページで最新情報をお届けしています
月刊メールニュース登録はこちらから

最近の更新記事

月別アーカイブ

2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012