アーツカウンシル東京の事業

Tokyo Art Research Lab (TARL)

アートプロジェクトを実践する人々にひらかれ、共に作り上げる学びのプログラムです。現場の課題に応じたプログラムやコンテンツの開発、ウェブサイトなどプラットフォームの運営などを通じて、社会におけるアートプロジェクトの可能性を広げることを目指しています。

開催場所

都内各所

クレジット

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

イベント情報

新たな航路を切り開く

「新たな航路を切り開く」は、2011年以降に生まれたアートプロジェクトと、それらをとりまく社会状況を振り返りながら、これからの時代に応答するアートプロジェクトのかたちを考えるシリーズです。ナビゲーターは、人と環境の相互作用に焦点をあてながら、社会状況に応答して発生するアートプロジェクトをつぶさに見続けてきた芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)。多様なアートプロジェクト実践者たちの視点や活動を記録しながら、この10年の間に社会がどのように動き、アートプロジェクトがどのように応答してきたのかを振り返ります。また、これからアートプロジェクトの実践者になりうる人たちとともに、これからのアートプロジェクトのかたちを考え、新たな時代への新しい航路を見出すことを目指します。

Artpoint Radio 東京を歩く

わたしたちの暮らすまちには、数多くの「拠点」があります。都内に設立された拠点をめぐりながら、その運営メンバーにインタビューを実施し、その様子をラジオとレポート記事の2つの形式で公開。拠点の運営に関わるひとびとの言葉から、東京の現在の姿をともに考えます。

Artpoint Radio 東京で聞く

わたしたちの暮らすまちには、数多くの「活動」が存在しています。その目的やメンバー構成、運営方法、活動エリア、分野もさまざまにあり、一括りにはできない多様な実践が文化事業においても積み重ねられてきました。Artopoint Radio「東京で聞く」では、文化やアートの領域で活動する実践者をゲストに迎え、その取り組みや経験、これからの展望を伺いながら、その様子を前後編のラジオ形式で公開します。それぞれの視点を通じて、日々変化する東京の少し先の未来についてともに考えます。

東京を再読する: (Re) reading Tokyo

都市を構成するさまざまな風景は、人の暮らしに適したかたちに整えられ、ひとびとはそれら「当たり前」になった都市の仕組みの中で日々の生活を送っています。そうした現在の環境の中で一度立ち止まり、一歩下がり、そこから「当たり前」になっているものごとを読み解き、再び向き合うための場をひらきます。
足を止め、生活のまわりにあるものをつぶさに見ることで、わたしたちの前に見えてくるものはなにか。日常生活において見過ごしているものはなにか。それらのものたちと自分たちとの関係性とは? 普段、何気なく経験しているものごとの見方を少し変えることで、新たな発見や、文化的な価値を見出すことができるかもしれません。

わたしたちの“ウェブアクセシビリティ”を考える

Tokyo Art Research Lab(TARL)のウェブサイトでは、デザインやレイアウト、コーディングの状態などについて、障害当事者の方々にレビューを行っていただくことでウェブアクセシビリティの向上に取り組んできました。一方でレビューでの指摘は多岐にわたり、実装を進めるなかでの学びや、学びが深まることによって新たに出てくる迷いなどもあり、ウェブアクセシビリティへの悩みは尽きません。
本企画では、「そもそもウェブアクセシビリティとは何か?」という疑問から再出発し、障害の有無にかかわらず多様な環境からアクセスするユーザーと対面して伺ったお話を振り返りながら、これからのウェブサイトのあり方を探ります。

コミュニティ・アーカイブ・ミーティング ――能登・仙台・東京

市民の手によって、地域の記録を残し、活用していく「コミュニティ・アーカイブ」。そのスキルを、 複数の地域や経験を重ね合わせることから、広く共有するプログラムです
東日本大震災後に「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を開始し、市民の手で記録を残す、さまざまな活動のプラットフォームとなったせんだいメディアテーク、東京都、アーツカウンシル東京が、2011年から取り組んできたArt Support Tohoku-Tokyo、東京アートポイント計画「カロクリサイクル」などの知見も活用し、2024年、大きな被害を受けた能登半島への応答のなかから、互いのスキルを共有するためのディスカッションを行います。

事業のいまを英語で伝える

実践のなかから生まれる現場の声をもとに、プロジェクトが地域に根付くためのさまざまな支援・取り組みを行い、プロセスを重視しながら時間をかけて事業と組織を育む「東京アートポイント計画」。この仕組みや手法、そこから生まれた活動の現在を国内外へ広く伝えるために、英語でのツール制作や、資料の翻訳などを行い公開します。

他年度