アーツカウンシル東京の事業

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AMIT2016
プレゼンテーション&トークセッション2

※本イベントは、「AMIT 2016」の一環として開催します。

プレゼンテーション:デジタルネイチャーが拓く未来の都市

実業家、研究者、メディアアーティスト、とさまざまな肩書きを持ち、「現代の魔法使い」として大きな注目を集める落合陽一。シャボン玉の膜をディスプレイに映像を投影したり、音響浮揚を使った指向性スピーカーで物体を浮遊させたり、レーザー光でプラズマを発生させて指先に絵を表示させるなど、科学技術を駆使しながら、実空間でこれまでにない世界を生み出しています。落合陽一が考える「未来の形」をプレゼンテーションいただきます。会場ではシャボン玉の膜をつかった作品《コロイドディスプレイ》を展示します。

プレゼンター
落合陽一(筑波大学図書館情報メディア系助教 デジタルネイチャー研究室主宰/AMIT2016参加アーティスト)

トークセッション2:テクノロジーアート& デジタルファブリケーションの現在

ドローンやVRディスプレイ、ロボットや人工知能など、最先端のテクノロジーが身近になった今、アートの世界にもこれまでは考えられなかったような作品が登場してきています。さらにデジタルファブリケーションの浸透で、誰でもが気軽に自分のクリエーティビティーを形にすることができるようになりました。アートとテクノロジー、クリエーターとユーザーなどの垣根が取り払われつつある現在、テクノロジーアートの最前線では何が起こっているのか、またデジタルファブリケーションは市民にどんな未来を提供するのか。研究者、企業の開発者、アーティスト、ディレクターなど、テクノロジーアートとデジタルファブリケーションの第一人者たちがあつまり、これからのアートとものづくりについて語り合います。

パネリスト
田中浩也(慶應義塾大学情報環境学部准教授/ファブラボ鎌倉主催)
やんツー(アーティスト)
セドリック・ユシェ(Festival Scopitone ディレクター/フランス)
モデレーター
関口敦仁(愛知県立芸術大学大学院教授/美術家)

登壇者プロフィール

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落合陽一
1987年東京都生まれ・在住。メディアアーティスト、実業家、研究者。筑波大学助教。落合陽一研究室(デジタルネイチャー研究室)主宰。
応用物理、計算機科学、アートを融合させる研究や作品制作を展開。シャボン膜に超音波を当てスクリーンとする《コロイドディスプレイ》、超音波スピーカーによる音響浮揚技術《ピクシーダスト》など、コンピュータとリアルの世界をつなぐ驚きに満ちた世界を生み出し「現代の魔法使い」とも呼ばれる。
筑波大学学長賞(2011)をはじめ国内外での受賞多数。作家・研究活動に加え、Pixie Dust TechnologiesのCEOの他、ジセカイ株式会社に経営・研究で参画し、学際分野のアウトリーチも活動実績がある。


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田中浩也
慶應義塾大学環境情報学部准教授、同SFC研究所ソーシャルファブリケーションラボ代表。北海道出身。東京大学にて工学博士。2008年より現職。
市民包摂型ものづくり施設「ファブラボ」の日本における発起人。デジタルファブリケーションの可能性を「技術」と「社会」からの両面から研究・実践している。第9回世界ファブラボ会議(横浜)実行委員長(2013)、経済産業省「フロンティアメイカーズ育成事業」プロジェクトマネージャ(2014)、総務省「ファブ社会の基盤設計に関する検討会」座長(2015)。


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やんツー
アーティスト。デジタルメディアを基盤に、グラフィティやストリートアートなど、公共圏での表現にインスパイアされた作品を多く制作。
2011年から菅野創と共に自律生成型のドローイングマシンの制作を開始し、第15回文化庁メディア芸術祭アート部門にて《SENSELESS DRAWING BOT》が新人賞、機械学習を応用した描画装置《SDM2 – Letters》が東京TDC賞2016にてRGB賞を受賞。国内外の展覧会に多数参加し作品を発表している。


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セドリック・ユシェ
フランス・ナント市のイル・ド・ナントの中心に位置する、市の産業遺産を象徴する文化施設ステレオリュクス(Stereolux)のメディアアート部門ディレクター、およびスコピトーン(Scopitone)・フェスティバルのアート・ディレクター。スコピトーン・フェスティバル(2002年~)とステレオリュクス(2011年~)の創設時から事業に携わる。
ステレオリュクス


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関口敦仁
愛知県立芸術大学大学院美術研究科教授(環境デザイン領域研究室)。美術家、インタラクティブメディア研究、芸術アーカイブ表示研究。
身体を広義のインタラクティブメディアとして捉え、身体によって無意識に構築される社会と自己との関係などを表現し、経絡を利用したメディアアート作品《分離する身体》、《インタラクティブ・カオス》などや、絵画、インスタレーションなどの制作発表のほか、情報メディアやデジタルファブリケーションを活用した史跡のAR表示研究、洛中洛外図や作法芸術などのアーカイブ表示研究を進めている。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授、学長を経て現職。

お問い合わせ

AMIT実行委員会事務局
E-mail:info@amit.jp

開催場所

丸ビル 1F マルキューブ(東京都千代田区丸の内2丁目4-1)

クレジット

主催
AMIT実行委員会
共催
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)