アーツカウンシル東京の事業

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オープンフォーラム2018

新しい社会システムの表現者たち―領域を超えたアプローチが導く文化と都市の未来

新しい社会システムの表現者たち―領域を超えたアプローチが導く文化と都市の未来

アーツカウンシル東京と東京都は2020年に向け、文化の面でのレガシーを2020年以降に継承し、文化の魅力であふれる都市東京の実現をめざし、「東京文化プログラム」を展開しています。東京を舞台に、世界へ向けてチャレンジや新たな価値観を示す機会ですが、多様な個性が共存しあう東京でそれらを実現するためには、どのような発想や手法があるでしょうか?

近年、特に若手を中心とした「領域」や「概念」を超えた活動が、柔軟な創造活動の潮流を作り、注目を集めています。彼らは、「クリエイション」、「コミュニティ」、「ビジネス」など従来の概念に縛られないアプローチで社会との接点を作り出し、さらにそこから誕生したチャレンジや創造活動を社会にシェアすることで、これまでにない新しい価値を生み出しています。彼らの活動と展開そのものが、次世代へ向けての新たな社会システムの提案であり、今日の社会において独創的な発展を見せています。

本フォーラムでは、東京をはじめ、英国、台湾、香港で枠にとらわれない創造的な取り組みを行う若手を招聘し、それぞれのユニークな活動を紹介するとともに、オープンな対話を通じて、2020年、さらには2020年以降にも繋がる文化と都市・東京の新たな可能性を探ります。

※日英同時通訳付き

スピーカー

Photo by Keelan O’Hehir (Liquid Architecture Festival, Melbourne, Australia, 2015)
チャン・フゥイ・シェン(アリス・チャン、Ting Shuo Hear Say共同代表、台南)
1984年台南生まれ。アーティストとして活動する一方、東アジア、欧州、オセアニアで小規模なイベントから大型フェスティバルまで多岐にわたるワークショップとイベントの企画と実施を手がけた。レジデンスサポートを受ける中で、数々のワークショップや地域と連携したプログラムを主宰。
現在は台南を拠点に活動しており、リスニング、芸術、言説分析の教育に焦点を当てたコミュニティー・スペース「Ting Shuo Hear Say」を共同運営している。
http://huishengchang.com/
http://tingshuostudio.org/


フラン・エジャリー(Assembleメンバー、ロンドン)
1987年生まれ。ターナー賞2015を受賞した、ロンドンを拠点にアートやデザイン、建築といったジャンルを超えて活動する建築家集団Assemble〈アセンブル〉の創設メンバー。都市における多様性と共感を育む取り組みを通じ、社会に影響を与える建築、アート、デザインを発展させ続けている。
http://assemblestudio.co.uk/

Photo by Luke Casey
マイケル・ルン(デザイナー/アーバンファーマー、香港)
1983年ロンドン生まれ。共同都市農業プロジェクト「The HK FARMers’ Almanac 2014-2015」や、深水埗の棚仔(Pang Jai)繊維街でのプロジェクト「Pangkerchief」を手がける。香港浸会大学の客員教師を務め、ソーシャリー・エンゲージド・アートの文学修士課程を指導している。研究対象は「Insurrectionary Agricultural Milieux(反乱的農業環境)」で、生政治・新自由主義といったグローバルな状況に対するローカルの反応から生まれる横断的な形態の農業。
www.studioleung.com
Instagram: studio_leung


ナカムラケンタ(日本仕事百貨代表/株式会社シゴトヒト代表取締役、東京)
1979年東京生まれ。生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」を企画運営。シゴトヒト文庫ディレクター。東京・清澄白河に小さなまちをつくるプロジェクト「リトルトーキョー」や「しごとバー」の企画・デザイン監修。2014年よりグッドデザイン賞審査員。2017年4月22日、誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」をスタート。著書「シゴトとヒトの間を考える(シゴトヒト文庫)」。
http://shigoto100.com/

モデレーター


芹沢高志(P3 art and environment統括ディレクター)
1951年東京生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。
89年にP3 art and environmentを開設。とかち国際現代アート展『デメーテル』総合ディレクター(2002年)、アサヒ・アート・フェスティバル事務局長(2003年~2016)、横浜トリエンナーレ2005キュレーター、別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』総合ディレクター(2009年、2012年、2015年)、さいたまトリエンナーレ2016ディレクター(2016年)を歴任。
http://p3.org/

入場料

無料

定員

200名程度(先着順)

申込方法

特設サイトの「参加申込」ボタンよりお申し込みください。定員になり次第受付を終了させていただきます。

お問い合わせ

オープンフォーラム2018運営事務局
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-3-5 NBF渋谷イースト(株式会社フロンティアインターナショナル内)
TEL: 03-4510-6483 Email: info@openforum2018.jp
受付時間: 平日 9:30~17:30(土日祝休)

開催場所

スパイラルホール(東京都港区南青山5−6−23)

チラシ

クレジット

主催
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

レポート

記録動画

  • オープンフォーラム2018 (1) / Open Forum 2018 (1)

  • オープンフォーラム2018 (2) / Open Forum 2018 (2)

報告書