斬新で独創的な企画や、より多くの人々が参加できる企画を幅広く募り、Tokyo Tokyo FESTIVALの中核を彩る事業として、東京都及び公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が実施するものです。
国内外から集まった応募総数2,436 件の中から採択された13件の事業で、2019年9月から順次開催され、多くの事業が2020年4月から9月の期間での実施を予定していましたが、延期となっていました。
しかし、オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるという目標の元に企画・公募された事業であり、全体を仕切り直し、あらためて2021年春以降に本格実施することとなりました。
Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13
- 企画名:「The Constant Gardeners」
企画者:Jason Bruges Studio(イギリス)
実施予定時期:2021年7月28日(水)~9月5日(日)
実施場所:上野恩賜公園
日本の禅庭園に見られる日本文化・美的要素を、世界的な視野で再構成し、ロボット工学を活用して表現。アスリートの動作を取り込んだロボットアームの動きにより、刻々と変化する日本庭園を創り上げます。上野公園を舞台として、ロボット工学と日本の庭園文化、そしてスポーツを融合させたインスタレーションを展開します。
- 企画名:「隅田川怒涛」
企画者:特定非営利活動法人トッピングイースト
実施予定時期:2021年5月22日(土)・23日(日)、夏
実施場所:都内(オンライン、ほか)
隅田川をひとつの舞台と見立てる音楽&アートフェスティバル。和田永、コムアイ、蓮沼執太ほか日本を代表するアーティストが、音楽、パフォーマンス、インスタレーション等を「春」と「夏」の2回にわたって展開します。200 年前の江戸期の華やぎを想い、この地の永い歴史に尊敬の念を込め、芸術表現活動を通じて人々が怒涛のように混ざり合っていく姿を描くプロジェクトです。
- 企画名:「世界無形文化遺産フォーラム」(旧世界文化遺産フェスティバル)
企画者:公益社団法人全日本郷土芸能協会
実施予定時期:2021年8月1日(日)
実施場所:ヒューリックホール東京
世界五大陸、6か国(エストニア、ホンジュラス、エチオピア、インドネシア、ブータン、トンガ)と、東北3県(岩手県、宮城県、福島県)にて実施したリサーチの発表を中心に、世界各地に伝承されている伝統文化や芸能(無形文化遺産)を紹介し、人々の交流を通じて文化の多様性と共生の意義を伝え、文化の未来への継承いつなげます。
- 企画名:「DANCE TRUCK TOKYO」
企画者:全日本ダンストラック協会
実施予定時期:2019年9月5日(木)~2021年9月
実施場所:東京都区部・多摩地域、島しょ
輸送トラックの荷台を使用するモバイルの「DANCE TRUCK」を、東京都区部をはじめ、多摩地域ほか都内各所で展開します。多分野の先鋭的なアーティストが多数参加。トラックの極小空間を身体/光/音で一体となる装置に変容させ、周りの環境とも呼応するパフォーマンスで見慣れた都市の風景を一変させます。
- 企画名:「TOKYO SENTO Festival 2020」
企画者:TOKYO SENTO Festival 2020実行委員会
実施予定時期:2021年5月26日(水)~9月5日(日)
実施場所:都内銭湯約500か所
都内にある4つの先頭と日本を代表する漫画、幼児番組、アール・ブリュット、現代アートの4ジャンルのアーティストがコラボレーション。2021年の東京をテーマに各アーティストが作品を描き下ろします。
- 企画名:「TOKYO REAL UNDERGROUND」
企画者:特定非営利活動法人ダンスアーカイヴ構想
実施予定時期:2021年4月1日(木)~8月15日(日)
実施場所:都内、オンライン
東京の地下空間を中心に繰り広げられる、実験的芸術のフェスティバル。東京という巨大都市の歴史的な時間と空間を「アンダーグラウンド」というキーワードで探索し、多様で意外性のあるプログラムを展開します。戦後の日本に生まれ、世界に広まった舞踏/Butohを中心に、それに影響された様々な表現を、現代の地下空間で再生します。
- 企画名:「パビリオン・トウキョウ2021」
企画者:パビリオン・トウキョウ2021実行委員会(ワタリウム美術館)
実施予定時期:2021年7月1日(木)~9月5日(日)
実施場所:都内
世界各地で活躍する日本人の建築家6名とアーティスト2名が、独自のパビリオンを設計し、観光客や住民に未来の建築やアートとして紹介します。パビリオンは新国立競技場を中心とする半径約3㎞圏内に設置され、期間中見学ができますので、地図を片手に宝さがしのように、あるいは散歩のかたわらに巡ることができます。
- 企画名:「光の速さ -The Speed of Light-」
企画者:Marco Canale(アルゼンチン)
実施予定時期:2021年5月22日(日)
実施場所:太子堂八幡神社 ほか
アルゼンチン出身の演劇/映像作家マルコ・カナーレによる演劇プロジェクト。東京をリサーチし、そこに暮らす高齢者へインタビューを行い、彼らの記憶や体験を基にした物語や東京という土地に紐づく歴史に焦点を当てます。高齢者が実際に出演するツアー型の演劇作品を中心に、短編動画と映像作品によって補完しながら、東京という都市を様々な角度から見つめ、過去・現在・未来が交錯するフィクションの物語を上演します。
- 企画名:「放課後ダイバーシティ・ダンス」
企画者:ADD実行委員会
実施予定時期:2019年9月~2021年8月
実施場所:港区、国立市、日の出町、オンライン
地域と連携し、舞踊を通した新たな地域文化のプラットフォームを創出するプロジェクト。年齢や性別、国籍を超えた多文化共生型のダンスを子供達と創作します。尾上菊之丞をはじめ、菅原小春や砂連尾理など一線で活躍するプロダンサーや舞踊家、地域内で様々なダンスに関わる人などによるワークショップを行い、子供達自身が振付を行うことで、「創る」楽しさを伝えます。
- 企画名:「まさゆめ」
企画者:目 [ mé ]
実施予定時期:2021年夏
実施場所:都内
現代アートチーム目 [ mé ]による、世界中から募集した候補から選ばれた「顔」を東京の空に浮かべるアートプロジェクト。2019年3~6月に行った「顔募集」では世界中から1,400名以上のエントリーがあり、2019年6月に行われた選定のための参加型公開ミーティング「顔会議」にはライブ配信も含めて延べ3,400名が参加・閲覧しました。選ばれた「顔」を立体物として造形し、2021年夏の東京の空に掲揚します。
- 企画名:漫画「もしも東京」展
企画者:漫画「もしも東京」展実行委員会
実施予定時期:2021年8月4日(水)~9月5日(日)
実施場所:東京都現代美術館 地下2階講堂、中庭、水と石のプロムナード
現在の日本を代表する漫画家たちが、“もしもの東京”をテーマに、今までにないそれぞれの「東京」を描く展覧会。
- 企画名:「Light and Sound Installation “Coded Field” ~光と音が織りなす都市と人々の饗宴~」
企画者:ライゾマティクス
※2019年11月16日(土)実施済み
実施場所:浄土宗大本山増上寺 ほか
増上寺の建築データや地形データを、プログラミング(コード)を用いて解析し、光と音に変換するための情報を埋め込んだ場(フィールド)を仮想空間に生成。それらの目に見えない情報を、ライゾマティクスが独自に開発したバルーンデバイスを用いることで、現実空間において光や音に変換し、大勢の参加者が広範囲な場所で同時に楽しめる体験型インスタレーションです。またそれらの光と音に合わせて、コンテンポラリーダンスのパフォーマンスを披露しました。
- 企画名:「東京大壁画」
企画者:株式会社ドリル
実施予定時期:2021年7月17日(土)~9月5日(日)
実施場所:丸の内ビルディング、新丸の内ビルディング
東京・丸の内のランドマークでもある、丸の内ビルディング・新丸の内ビルディングの壁面を一対の巨大キャンパスに見立て、横尾忠則氏・横尾美美氏による総面積7,000㎡以上となる巨大壁面アート2作品が出現します。