アーツカウンシル東京の事業

募集要項

対象期間

平成27年4月1日以降に開始し、平成28年3月31日までに終了する活動

助成対象となる活動

東京を活動拠点とする芸術団体や社会課題に取り組む団体等が主催(または主体となって実施)する下記の活動に対して、経費の一部を助成します。 今年度は、特に障害者と芸術文化をつなぐ多様な活動を支援します。

対象となる分野

特定のジャンルにとらわれない芸術活動(複合)・音楽・演劇・舞踊・美術・映像・伝統芸能
※様々な芸術活動の複合的なもの(フェスティバル等)も対象となります。

対象となる活動内容

主に下記のような活動を対象とします。

  1. 障害者等の芸術文化の鑑賞・体験機会の拡充及び表現活動
    (例:バリアフリー上演や展示企画、障害者等を対象にした体験型ワークショップ、障害者等が主要メンバーとして参加する舞台公演/コンサート/企画展/アートプロジェクト/フェスティバル、医療や介護の現場での芸術文化を活用した取り組み、等)
  2. 障害者等と芸術文化をつなぐ環境の整備に資する活動
    (例:障害と芸術文化に関わる各種活動のコーディネーター育成、芸術文化活動の専門性を持った手話通訳者育成、障害者等のための展覧会ガイドや観劇サポート、障害者等のための鑑賞アプリ/音声ガイド開発及び公開、字幕やサイン表示制作等のバリアフリーの取り組み、等)
  3. その他、障害者等の芸術文化活動の社会理解の促進に資する活動
    (例:障害と芸術文化に関わる調査及びその公開活動、フォーラム・シンポジウムの開催等の情報交流事業、等)

お問い合わせの多い質問について

質問1:「東京芸術文化創造発信助成」と「芸術文化による社会支援助成」の違いは何ですか?
回答1:具体的な違いは:

     ○ 「東京芸術文化創造発信助成」では申請団体の主たる構成員がアーティストやプロデューサー、芸術団体であることが条件としてありますが、「芸術文化による社会支援助成」では、その他に、社会課題に取り組む団体等(例:福祉団体等)も申請が可能です。

 ○ 審査基準が異なります。

     ○ 助成交付額の条件が異なります。「芸術文化による社会支援助成」の助成金交付額(申請できる助成金額の上限)は100万円以内で、補助率は助成対象経費の3分の2以内としています。

詳細は各ガイドラインをご参照ください。
 平成27年度 東京芸術文化創造発信助成【単年助成プログラム】第II期 公募ガイドライン
 平成27年度 芸術文化による社会支援助成 公募ガイドライン

質問2:「東京芸術文化創造発信助成」と「芸術文化による社会支援助成」とどちらに申請しようか迷っています。
回答2:活動内容の目的や方向性、活動の対象(受益者層)を鑑み、ご検討ください。迷われる場合は、両方のプログラムに申請は可能ですのでご検討ください。

質問3:過去に「東京芸術文化創造発信助成」で採択/不採択の活動の申請を検討しています。申請は可能ですか?
回答3:申請は可能です。「芸術文化による社会支援助成」のガイドラインに記載している審査基準に基づいて審査します。

質問4:現在、「東京芸術文化創造発信助成(長期)/(単年)」の助成を受けている団体です。「芸術文化による社会支援助成」の申請は可能性ですか?
回答4:目的や意義が全く異なる活動であることが明確な場合は、申請は可能です。

質問5:コンクール、コンテスト系の活動の申請を検討しています。申請は可能ですか?
回答5:申請は可能です。「芸術文化による社会支援助成」のガイドラインに記載している審査基準に基づいて審査します。ただし、賞金や表彰に係る経費は助成対象外とさせていただく場合があります。

質問6:企業が主導する活動の申請を検討しています。申請は可能ですか?
回答6:申請は可能です。「芸術文化による社会支援助成」のガイドラインに記載している審査基準に基づいて審査します。公益性が高く、受益者が障害者等が中心であることが望まれます。

質問7:募金活動も伴う障害のある子供たちの創造活動(例:ストリートダンス公演/ライブペインティング・イベント等)の申請を検討しています。申請は可能ですか?
回答7:募金活動が主たる目的ではなく、創造活動によって体験機会の拡充や社会理解の促進が主たる目的の活動であれば、申請は可能です。

質問8:演劇公演/映画上映会等ですが、バリアフリー字幕や副音声ガイドを付けたいと思っています。このバリアフリーのための経費のみの申請も可能ですか?
回答8:バリアフリーの取り組みが申請団体が主催する表現活動の一部である場合、バリアフリーのための経費のみではなく、その活動全体が申請対象の活動となります。バリアフリーの取り組みの目的や効果を申請活動の一部としてご提示いただき、活動全体の収支予算の中に経費を計上してください。

質問9:他団体が主催する演劇公演や映画上映会に対して、観劇サポートを提供する活動を自らの団体の主たる活動として取り組んでいます。この活動経費のみの申請は可能ですか?
回答9:観劇サポートが申請団体の主たる活動の場合、その活動の申請が可能です。

※このほかの点については、お問い合わせください。なお、お問い合わせの前に、ガイドラインをご確認頂きますようお願いいたします。

申請方法

郵送により、下記宛てにご提出ください。
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)企画室企画助成課
「芸術文化による社会支援助成」担当宛
〒102-0073 東京都千代田区九段北4丁目1-28 九段ファーストプレイス8階

申請書類提出締切

平成27年9月4日(金)消印有効
※郵送受付のみ。書留や宅配便等、発送が記録できる方法で送付のこと。

本件に関するお問い合せ

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)企画室企画助成課
電話:03-6256-8431 ファクス:03-6256-8828
お問い合わせフォームはこちら 

ガイドライン

  • 平成27年度 芸術文化による社会支援助成 公募ガイドライン
    .PDF

申請書類

  • 助成金交付申請書 *芸術文化による社会支援助成
    .DOC
  • 収支予算書 *芸術文化による社会支援助成
    .XLS
  • 申請団体調書 *芸術文化による社会支援助成
    .DOC
  • 暴力団等に該当しないことなどの「誓約書」*芸術文化による社会支援助成
    .DOC

※その他の添付書類については、公募ガイドラインをご確認ください。

参考記入例

  • 「助成金交付申請書(芸術文化による社会支援助成)」の記入例
    .PDF
  • 「収支予算書(芸術文化による社会支援助成)」の記入例
    .PDF
  • 「申請団体調書(芸術文化による社会支援助成)」の記入例
    .PDF

※Internet Explorerをお使いの方は、EXCELファイルに対して行う操作の選択の際、「開く」ではなく「保存」か「名前を付けて保存」をお選びください。


採択概況

採択結果の概況

平成27年度 芸術文化による社会支援助成 

◆申請件数/( )内採択件数:総数12(10) 

 今年度より新設した当助成プログラムには、障害者に関わる様々な活動に加え、芸術文化を通じた在留外国人の子供たち・若者との多文化共生への取り組みやそのニーズ調査、演劇創作によって不登校等の若者を支援する取り組み、児童養護施設の子供たちに向けた美術鑑賞ワークショップといった多様な活動も採択となりました。
 活動分野においては複合、演劇、美術・映像分野とししつも、ジャンルを超えて社会課題に取り組む企画が多いことが特徴的でした。また、活動内容においては、フォーラムの開催、障害者等の芸術文化へのアクセス支援に取り組む人材育成や調査といった、障害者等と社会や芸術文化をつなぐ取り組みや社会理解の促進に資する活動からの申請が多くありました。また、今回は申請が比較的少なかった、障害者等自身による表現活動の支援の必要性も浮かび上がってきました。なお、採択については申請内容により、複合、音楽、演劇、舞踊、美術・映像、伝統芸能の主たる活動分野に振り分け、当助成の審査基準である、活動の実現性ならびに目的意識、アクセシビリティ、革新性、創造性、継続性に照らして、審査を行いました。今後、当助成プログラムの認知度の向上に努め、より多くの団体からの申請を期待します。

助成対象事業

採択件数 :
10
申請件数 :
12

区分なし (8)

都内 (1)

芸術創造環境の向上 (1)