アーツカウンシル東京の事業

結城座×鄭義信「ドールズタウン」(仮称)

  • 団体名 : 公益財団法人 江戸糸あやつり人形 結城座
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 演劇

事業概要

380年以上の歴史を持つ、国記録選択無形民俗文化財及び東京都無形文化財である江戸糸あやつり人形の結城座が、その技法、表現力を駆使して、現代演劇を代表する作家・演出家である鄭義信の作品を上演。本作は2007年に書下ろし初演されたものの再演である。第二次世界大戦中、戦火のとある架空の町「ドールズタウン」で暮らす人々を人形が演じ、時代変わって戦後、当時に思いをはせる人々を人間が演じるという構造になっており、戦後の中年の人形遣いの旅芸人「おかめ」と「ひょっとこ」役を、実際の人形遣いが演じる。 戦争中を生き抜く、弱くもたくましい庶民の姿を描き出した、人形と人間が交錯する、コミカルでありながら、悲劇的スペクタクルを巻き起こす「笑い」と「泣き」と「驚嘆」無しにはいられない感動の物語。

主な出演者  十二代目結城孫三郎、結城千恵、結城育子、結城数馬、岡泉名ほか結城座人形遣い
主なスタッフ 脚本・演出:鄭義信、音楽作曲:J・A・シーザー、人形美術:渡辺数憲
舞台美術:磯沼陽子(2011年故人 初演時のプランを踏襲)、舞台監督:吉木均、照明:増田隆芳、音響:藤田赤目

プロフィール

【十二代目 結城孫三郎 (両川船遊) 本名 田中克昌】
十代目結城孫三郎の二男として生まれる。4歳で人形遣いとして初舞台を踏み、その後、歌舞伎、能、狂言などの諸般の古典芸能を習い研鑽をつみ、1976年に三代目両川船遊を襲名、1992年に十二代目結城孫三郎を襲名。芸歴は約70年にいたる。古典的な江戸糸あやつり人形芝居の継承はもとより、国内外の演劇人たちとの芝居作りも意欲的に取り組む。特に近年では国際共同制作に積極的に取り組んでいる。また後進の人形遣いたちの育成にも力を注ぎ、04年より人形遣い入門塾を開始。以降一般の方へ、江戸糸あやつり人形の普及・啓発に努める。

お問い合わせ

〒184-0015東京都小金井市貫井北町3-18-2
公益財団法人 江戸糸あやつり人形 結城座
制作部:澤田麻希
TEL:042-322-9750
FAX:042-322-3976
e-mail:sawada@youkiza.jp

実施場所

ザ・スズナリ(東京都世田谷区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。