日本の国技であり長い歴史を持つ相撲。その戦いの場に臨む力士たちが稽古に励む相撲部屋は約9割が東京に集中している。現在活躍する外国人力士たちもまた力士であると同時に東京人であり、国籍、伝統、文化の違いを乗り越え、東京に集う力士たちの肖像をアートという側面から捉えていく。
戦う力士たちの姿ばかりに目を奪われがちだが、力士の鍛え抜かれた身体は崇高なまでの身体芸術であり、彼らが纏う色彩豊かでオリジナリティあふれる“化粧まわし”との調和を上田義彦がアートとしての存在に昇華させる。
【東京画】
広く一般市民を対象として、写真を基軸としたアート、コミュニケーション、表現に関する展覧会やワークショップ、教育プログラムの立案と実施事業、メディアを活用したソーシャルコミュニケーションの展開を通じて、アートという人智が機能する新しい社会づくりに寄与することを目的とする。
【上田義彦】
1957年兵庫県生まれ。代表作に『QUINAULT』『at HOME』『AMAGATSU』などがあり、近作には屋久島を撮った『Materia』『M.River』。また近著にはミース・ファンデルローエの建築を撮り下ろした『MIES VAN DER ROHE』がある。
〒107-0052 港区赤坂8-12-25-401
東京画事務局
TEL: 03-5410-1277
e-mail: info◆klee.co.jp
◆を@に置き換えてください。
Gallery 916(東京都港区)