アーツカウンシル東京の事業

江戸糸あやつり人形 結城座旗揚げ380周年プレ公演 
三島由紀夫 近代能楽集「葵上」「邯鄲」

  • 団体名 : 公益財団法人 江戸糸あやつり人形 結城座
  • 区分 : 都内
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 演劇, 伝統芸能

事業概要

三島由紀夫の戯曲集「近代能楽集」(全て能の謡曲を原作とした翻案作品)より『葵上(あおいのうえ)』と『邯鄲(かんたん)』の二演目を、世界に類のない人形だけの世界で上演する。
「幽玄」という能の世界を戯曲化した近代能楽集は国内外で様々な舞台が創出されているが、生身の肉体を通した写実的な表現方法を使わず「人形」を通すことで、より色濃く耽美的な別世界の創出が可能となる。
「生身の肉体と三島の言語が良い関係で出会っているのだろうか・・・もしかしたら、命を持たない人形の方が、三島の言語と一体化するのではないだろうか・・・」三島独自の幽玄の世界は、人形を通してこそ、濾過され、強烈に虚、幻の世界に移行出来ると、2011年の初演での手応えを座長 結城孫三郎は語っている。演出に松本修、人形美術に林静一、音楽には斎藤ネコで、より濃密な舞台を展開する。

プロフィール

【結城座】 (国記録選択無形民俗文化財/東京都無形文化財)
江戸時代の寛永12(1635)年に初代結城孫三郎が旗揚げして以来、現在十二代目結城孫三郎まで約380年の歴史を持つ江戸糸あやつり人形の劇団。浄瑠璃による古典公演はもとより、新作、写し絵、海外公演と、積極的な活動を行う。新作においては、役者と人形の共演、人形遣いが人形を遣う一方、生身で役者を演じたり、劇中に古典の手法や写し絵等を挿入するなど、独特の舞台空間を創造し続けている。

【十二代目結城孫三郎】
1943年生まれ。十代目孫三郎(雪斎)の次男。4歳で初舞台。11歳から武智歌舞伎座に入門。さらに観世栄夫に能、茂山千之丞に狂言を学ぶ。29歳で江戸写し絵師の名元「両川船遊」を襲名し、昭和に「江戸写し絵」を復活させ、人形遣いと共に江戸写し絵師としても活躍の幅を広げる。1993年十二代目結城孫三郎襲名。2004年より、後進の育成のため一般に向けた糸あやつり人形遣い入門塾を開始し、日本の糸あやつり人形の新たな発展を模索する。古典的な糸あやつり人形の世界にとどまらず、海外公演、書き下ろし作品にも積極的に取り組み、新たな芝居作りを展開している。

お問い合わせ

〒184-0015 小金井市貫井北町3-18-2
結城育子(ユウキ イクコ)
TEL: 042-322-9750
e-mail: info◆youkiza.jp
◆を@に置き換えてください。

実施場所

東京芸術劇場シアターイースト(東京都豊島区)