アーツカウンシル東京の事業

Absence and Ambience

  • 団体名 : 川島 崇志
  • 区分 : 国際的な芸術交流活動
  • 助成タイプ : 単年個人
  • 分野 : 美術・映像

事業概要

イギリス、ロンドン市内の大和日英基金ジャパンハウスギャラリーにて、個展『Absence and Ambience』を開催した。過去数年に渡り、欧州における展覧会やアートフェアーに出展してきたが、本事業はこれまで断片的に発表されて来た作品を、個展という形でより深く発表することを目的に企画された。本事業では、これまでの自身の活動を発展させ「Absence」と「Ambience」という2つのキーワードのもと、多様なフォーマットで構成される各々の展示室を回遊しながら、日本と欧州における歴史や文化、自然に対する感性を鑑賞者と共有し、現代の自然観についての再考の場を創出。また、この2つの言葉は、これまでの私の活動をより国際的な視点で相対的に捉えることのできるキーワードでもあり、私のアーティストとしての可能性と作品哲学を欧州の現代写真コミュニティや一般の観客に対して、より深くプレゼンテーションすることも目的とした。

プロフィール

【川島 崇志】
1985年、宮城県白石市生まれ。東京を拠点に活動を行なっている。東京工芸大学大学院芸術学研究科博士前期課程メディアアート専攻写真領域終了。自然現象をモチーフとして、圧倒的な自然の力によってもたらされるカタストロフィや、土地の記憶を辿る不在の物語を、自分自身の経験や問いを交えながら架空のストーリーによって提示するという作品を制作してきた。主な個展・2人展に『Doorgang』(G/P gallery、東京、2018)、『Absence and Ambience』(大和日英基金ジャパンハウスギャラリー、ロンドン、2017)、主なグループ展に『Foam Talent 2019』(Foam Museum、アムステルダム、2019)、『je marche, j’ouvre une porte, je ferme une porte』(Kasteel Wijlre estate、Wijlre、2016)、主な受賞にFoam Talent2019(Foam Museum、アムステルダム、2019)、第18回文化庁メディア芸術祭(審査委員会推薦作品、東京、2015)などがある。

お問い合わせ

川島 崇志

実施場所

大和日英基金ジャパンハウスギャラリー(ロンドン)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。