毛利悠子の、ヨーロッパで初めての公的機関での個展。50年の歴史を持つ同会場におけるアジア出身/在住アーティスト初の個展。キュレーションは同館のジーナ・ブエンフェルド(Gina Buenfeld)。即興性や流動性を盛り込んだキネティック・スカルプチャー、サウンド・インスタレーションへのアプローチで、日本から発信する新たなアートの文脈を提示した。また、会期中、鈴木昭男氏や坂本龍一氏とのパフォーマンスを実施した。
【毛利 悠子】
1980年生まれ。美術家。磁力や重力、光など、目に見えず触れられない力をセンシングするインスタレーションを制作。「アジア・パシフィック・トライアニュアル2018」(オーストラリア)、「リヨン・ビエンナーレ2017」(フランス)、「コーチ=ムジリス・ビエンナーレ2016」(インド)、「ヨコハマトリエンナーレ2014」(神奈川)など国内外の展覧会に多数参加。2015年に日産アートアワード グランプリ、2016年に神奈川文化賞未来賞、2017年に第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
カムデン・アーツ・センター(ロンドン)
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