アーツカウンシル東京の事業

「THE鍵KEY」 in LONDON

  • 団体名 : 「鍵」プロジェクト実行委員会
  • 区分 : 国際的な芸術交流活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 複合・その他

事業概要

作曲家フランチェスカ・レロイによる音楽ドラマ「THE鍵KEY」をロンドンで行われたオペラフェスティバル「Tête a Tête」のプログラムとしてロンドンの住宅で上演した。
原作は谷崎潤一郎の小説「鍵」。4人の登場人物の関係が互いに盗み見ることを前提に書かれた夫婦の日記を通して読者に語られる。夫婦の性生活に関する夫の目論見により、家族の関係が劇的に変化していく。それぞれ秘密を抱く夫、妻、娘、木村は互いの生活を覗くことで、個々の目論見を成就させようとする。
本作品の編成は3つのトリオとダンス。それぞれを家の4つの部屋に配置し、それぞれ4人の登場人物の個々のドラマを表現していく。それに対し、観客は家内を回遊し、覗き見るようにそれぞれの音楽/物語を鑑賞していく。
2019年東京にて上演を行ったが、サイトスペシフィックな作品であるため、ロンドンの住宅と作品性が合うように再度創作を行った。

【出演者・スタッフ】
作曲・演出:フランチェスカ・レロイ

夫(テノール):尼子広志
尺八:Clive Bell
コントラバス:Mark Lipski

妻(ソプラノ):工藤あかね
チェロ:Idlir Shyti
笙:佐藤尚美

娘(メゾソプラノ):望月あかり
締太鼓:藤本晃則
バイオリン:Joana Ly

木村(ダンス):綾香詳三

振付:石本華江
ドラマトゥルク:アレクサンドラ・ルター
企画制作(英国):柳沢晶子 (Mu arts/Azuki Foundation)
企画制作(日本):山下直弥
制作補助:Fiona Allison、Joanna Pidcock

会場提供:Angus Shepherdとそのご家族

プロフィール

【「鍵」プロジェクト実行委員会】
作曲家 フランチェスカ・レロイとプロデューサー 山下直弥により「THE鍵KEY」初演のために2017年に設立。2018年5月仲町の家にて初演、2019年5月旧平櫛田中邸にて改定初演、2019年8月にはロンドンで行われた現代オペラフェスティバル「Tete a tete」にて本作品を上演し、好評を博す。


フランチェスカ・レロイ
作曲家。スコットランド音楽院作曲科修了。作曲を David Fennessy 氏に師事。2015 年大和日英基金から奨学金を取得し、来日。日本のアーティストとコラボレーションを重ねる。尺八・笙・琵琶などの和楽器の奏法を研究し、和楽器と西洋楽器による楽曲を多数作曲している。イ作曲家。スコットランド音楽院作曲科修了。作曲を David Fennessy氏に師事。2015 年大和日英基金から奨学金を取得し、来日。日本のアーティストとコラボレーションを重ねる。尺八・笙・琵琶などの和楽器の奏法を研究し、和楽器と西洋楽器による楽曲を多数作曲している。

お問い合わせ

「鍵」プロジェクト実行委員会
プロデューサー
山下直弥
thekey.kagi@gmail.com

実施場所

10 Tollgate Drive(ロンドン/イギリス)