ドイツ・ケルン市にて毎年開催されている同時代の音楽を軸とした国際音楽祭・アハトブリュッケン。2019年はテーマ「街/帰還」のもと、二週間に渡りケルン市内各所でコンサート・パフォーマンスが開催された。今回、早世した異色の作曲家・本田祐也の作品の演奏、アーカイブ化を目的に活動するトラベルムジカ(出演:竹内理恵、鳥羽山沙樹、森紀明、山崎憂佳、渡邉理恵、ダニエル アギ、カール ロスマン、ディルク ロートブルスト)は主催者の招聘により、5月1日「アハトブリュッケン自由港」、5月4日「アハトブリュッケンランチ」の二つの全日無料コンサートに出演。ユースブラスバンドYBB NRWとの共に、日本や東ヨーロッパの大衆音楽と現代音楽を独自の形で融合した本田作品による路上練り歩き演奏、作曲家・野本洋介の新作世界初演を含む教会でのコンサート、さらに関連事業として邦楽伝統楽器(講師:望月太喜之丞)および子供のための作曲ワークショップなどをった。
【トラベルムジカ】
類い稀な才能で期待を集めるも、26歳の若さで急逝した作曲家にして希代のパフォーマー・本田祐也(1977-2004) 。「TRAVEL MUSICAトラベルムジカ」は、本田祐也の作品を世に問い、多様な角度から現代に紹介し後世に伝えるべく、2014年打楽器奏者の渡邉理恵が始めたプロジェクト。日本およびドイツでコンサート・ワークショップ企画、録音・記録映像の制作、現代のアーティストと本田祐也を繋ぐ共同創作を行なっている。同時に本田祐也の楽譜・音源等のデジタルアーカイブ制作、紹介、アドヴァイズィングなどを行う「本田祐也の作品整理室」も運営している。
トラベルムジカ
代表
渡邉理恵
travelmusicaproject@gmail.com
ケルン旧市街地路上、クリストゥス教会(ケルン/ドイツ)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。