本事業では、フルクサスの塩見允枝子をはじめとする日本人女性作曲家に焦点をあて、さまざまなリサーチを行った。またそれを2回のオンラインイベントや冊子刊行を通して広く共有することで、ジェンダーに起因する差別的状況についてコミュニティに問いかけた。コラボレーターは、上述の塩見允枝子(アーティスト)、志田笙子(作曲家)、高橋かおり(社会学者)、宮越里子(グラフィック/エディトリアルデザイナー)、芦部玲奈(アートマネージャー)など。また日英併記の冊子『ザ・ダイアローグ:Arts & Women』を国内外で頒布することにより、当該問題についてオープンに議論できる場の構築を目指した。
【女性作曲家会議】
「現代音楽家と社会」をテーマにしたリサーチコレクティブ。8名の現代音楽作曲家がパネリストとして参加した2018年8月開催のシンポジウム「中堅女性作曲家サミット(PPP Project主催)」をきっかけに、 2019年6月に正式に発足。インドネシア、フランス、ドイツ、オランダ、イギリス、アメリカ等国外での在住体験を踏まえ、「ジェンダー」「フリーランス」「国籍やエスニシティ」「キャリアと結婚」など、女性作曲家を取り巻く環境について調査や議論を重ねる。
女性作曲家会議
共同代表
森下周子
jwcm.site@gmail.com
オンライン (Zoom)
冊子出版
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。