アーツカウンシル東京の事業

桒形亜樹子チェンバロリサイタル『明日の記憶』

  • 団体名 : 桒形亜樹子
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年個人
  • 分野 : 音楽

事業概要

古楽器「チェンバロ」は20世紀になって復活し、歴史的工法による秀れた楽器が日本でも多く製作されている。しかしその現代作品は豊富とは言えず、特に日本の演奏家、作曲家の興味や理解不足は解消されていない。今回は存命活躍中の女性作曲家に光を当て、委嘱世界初演を含む新曲と古典名曲を組み合わせたユニークなプログラム作りを目指した。古楽から現代音楽までの幅広い聴衆層と作曲家にこの楽器の魅力をアピール、新たな曲と聴き手の誕生を期待するものである。特筆すべきは、現代世界の最前線で活躍するK.サーリアホ作品(生演奏を録音、Mixして4chサラウンドで同時再生する指定を持つ)の日本初演であり、現在日本で考えられる最高のエンジニアと機材による音響デザイン空間が実現した。

プロフィール

【桒形亜樹子】
東京藝術大学作曲科を経てDAAD奨学生としてデトモルトおよびシュトゥットガルト音楽大学でチェンバロを学ぶ。90年代はフランス国立、市立の音楽学校で教鞭を取りながら欧州各地で演奏活動後2000年に帰国。現在東京藝術大学非常勤講師、松本市音楽文化ホール講師。

実施場所

ムジカーザ(東京都渋谷区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。