この事業は、湯浅永麻が中心となってコミュニケーションツールとしてダンスを媒介にあらゆる人との対話/交流を持ち、他者と関わることで様々な可能性を探るリサーチプロジェクトである。
発達障害の当事者の方々やそのご家族、生きづらさを抱えた方々などを対象としたダンス&ダイアローグWSと同時並行的に、現代のダンサーのためのムーブメントメソッドであるカウンターテクニック(CT)を軸としたダンサー向けWSを9月から約4ヶ月にわたり実施。12月にはメンターとしてCTの創設者アヌーク・ファン・ダイクをオランダから招聘した。数々のWS/対話を重ねる中で、それぞれの違いや特性など知るとともに、ムーブメントをガイドし合うことで得た気づきを表現に昇華し、公開ショーイング『みえないグラデーション』を1月に開催。同時にトーク、観客への体験WSも行い、細分化された社会の中で普段出会わない者同士が交流し、日常生活では感じられない感情を共有した。
【XHIASMA 実行委員会】
異ジャンルのアーティストや、科学者、ジャーナリストなど様々な専門家などが、身体や精神的、立場の違いなどの要因で芸術に関わりにくい人々と協働してリサーチし、インスタレーションやパフォーマンスなどの作品を創作、発表することで、お互いの理解を深め、これからの多様な共生社会を考える機会や可能性を発信していく事を目指す。
XHIASMA 実行委員会
xhiasma@gmail.com
SHIBAURA HOUSE(東京都港区)
スタジオアーキタンツ(東京都港区)
ゲーテ・インスティトゥート東京(東京都港区)