本展は、ろう者当事者アーティストや手話を第一言語とする聴者アーティストが自ら企画運営に携わり、感覚と身体性の再構築をテーマに、言語や身体感覚を起点として、人間の本質に対する問いを投げかけようとする試みである。 出展作家は、牧原依里、Creole Project、管野奈津美の3名。会期中には、演劇、キュレーターや有識者を招いたアーティストトーク、映画上映、ワークインプログレス映像上映、ワークショップ、ギャラリーツアーも開催し、様々な分野においての研究ネットワークやコラボレーションに向けての新たな繋がりの形成を目指した。最終的には展示やさまざまなプログラムを通して、「〜」の集合体を身体で感じ、共に言語や身体感覚を起点とした芸術表現の可能性について考え語り合う場を創出した。