「表現者と鑑賞者の２者に本質的な差はなく、地続きなのではないか」という考えから、観衆のなかから表現者があらわれ、表現者は観衆のなかに帰っていくようなイメージを目指し、両者の立つ地平に差を設けずステージを設計しない「フラットステージング」によるイベントを開催した。
インド古典音楽奏者の「U-zhaan×武藤景介」や流しの「パリなかやま」、狛江市在住のバイオリン音楽家である「斎藤ネコ」とラッパーの「Eee.」、狛江市出身のダンサー「Aokid」など、多様で地域に縁のあるアーティストを主とした24組による演奏・パフォーマンスをおこなった。
演出には新進気鋭の美術家 今尾拓真を起用した。非予定調和の空間を目指しタイムスケジュールは大雑把にしか公表せず、すべての人が同じ地平で表現に交わること、また既存のイベント形式に新しい視点を提案することを目指した。