Center line art festival Tokyoでは、美術展示、パフォーマンス、ワークショップ等の多彩なプログラムを開催し、市民がアートの多様性を体感できる場所を提供するとともに、3年目の開催となった今年のフェスティバルプログラムでは無料で鑑賞・参加できるプログラムを増やすことによって、市民自らが芸術の創造と発信に自発的に参加できる機会を増やしてゆくことに注力した。開催にあたっては、中野から国立間における行政区間を超えた回遊型アートフェスティバルとすることによって、人と人、人と街、街と街を繋ぎ、中央線沿線に「アートを介した小さな旅」という鑑賞体験のみに留まらない、マイクロツーリズム・アートツーリズムを生み出した。また、ギャラリー・劇場の他、公共施設・商業施設でのプログラム開催にも積極的に取り組み、作家・アーティストの新たな作品発表の場として、鑑賞にとってはより身近な場所での気軽なアート体験の場を創出した。