この公演は、新型コロナウイルス感染防止のため中止になった「子どもが作るわたしのコモリウタ(令和２年３月２２日)」の再演である。徹底した感染症対策の上、第1部：１時間のお芝居とコンサートでは、お客様と作詞をする。そして、第２部：別の日にオンラインで行う歌の採譜では、お客様と作曲する。「こもりうた」は、「素朴でシンプルな構造」で、「語るように歌う」ため、適切な補助があれば、子どもでも作ることができる。子どもは、自分の出自を確認する手段として「こもりうた」を知り、体験する。そして、新しい自分の未来のために、そして両親から受けた愛の返歌として、世界でひとつだけの自分のための「こもりうた」を作る。この過程で子どもは、「こもりうた」に込められた、祖先と両親の、「尊い命への祈り」を追体験する。