960年代末から70年代前半の高度成長経済期ただ中の日本列島は、東京オリンピックや大阪万博に象徴される国家的イベントの影で、学生、労働者、一般市民による抵抗運動が繰り広げられ、それを阻止しようと躍起する権力との間を大きく揺れ動いていました。この時代は、二極化した対立が沈静化したように見える現在もなお、社会問題の重低音として、わたしたちの生活に振動を与え続けています。社会を変えようとし、プロパガンダ闘争という理論の過激な実践として爆弾に行き着いた当時の活動家たちの思想、著作、そして活動を、現在の視点から批判的に見るとき、私たちは何を学ぶことができるでしょうか?この答えなき問いを考察する空間として、ハイドルン・ホルツファイントによる2回目の個展『Kからの手紙』を実施しました。
【アサクサ実行委員会】
アサクサは、40平方メートルの一般住宅を改築したプロジェクト・スペース。国内外の作家による社会に根ざした表現を紹介するとともに、キュレーター間の協働を推進。アーティストの作品制作サポートと発表を行う「アサクサエンターテイメンツ」も主催する。
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