この事業は、主に東京を拠点とする若手アーティストの実験的発表の場として企画、実施した。音楽、パフォーマンス、映画、占いなど種々のジャンルが複合的に組み合わさった展示を目指すことで、現代美術の多様性を提示し、枠に囚われることのない極力自由で実験的な表現の場の創出を試みた。
参加作家は、映像作品やインスタレーション、展覧会企画などを手がける三野綾子、生け花と身体表現を組み合わせたパフォーマンスを発表している豊島彩花、オルタナティブスペースの運営をしつつ精力的に作品発表を行っている中島りか、星の動きによって作品制作、発表を行うメランカオリ、ドラキュラやゴーストといったイメージを用いた映像、音作品を制作しているビアトリス・フォルスター、展示会場でもあるStudio Ghostの運営者でもあり、自然物を人工的なサイクルに還元した作品制作や、能楽堂での企画、展覧会などを手掛けた渡辺志桜里が参加した。
【三野綾子】
1983年、香川県出身。
武蔵野美術大学映像学科卒業。
東京藝術大学先端芸術表現研究科修士課程修了。
インスタレーション、映像作品の制作とともに展示の企画なども行う。
目に見えないこと、言語化できないような認識の網からこぼれ落ちてしまうようなものをいかに視覚化、具現化するかということをテーマに作品発表を行なっている。
三野綾子
geist.enclosure@gmail.com
Studio Ghost (東京都葛飾区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。