世界遺産バイヨン寺院で行われた計3時間の中継2日間の日本カンボジア友好70周年文化交流イベントにおいて、尺八(黒田鈴尊)、笙(出会ユキ)と、カンボジア伝統楽器Kse diev(Heang Chhun Heng)による共演を企画、実施した。本事業のもち時間は30分で、2回行われた。演目は以下の通り。
古典曲/鹿の遠音 (尺八)
黒田鈴尊作曲/煙の曲 (尺八)
藤倉大作曲/Ai(合い) for sho (笙)
川島素晴作曲/会尊律動譜 (尺八、笙)(世界初演)
古典曲/Dragonfly (カンボジア伝統楽器kse diev)
桑原ゆう作曲/空想越天楽 (尺八、笙、Kse diev)(世界初演)
古典曲は荘厳なバイヨン寺院を自然色照明で照らしたのに対し、現代曲では赤や青を使い、ビーム照明を動かす演出を行った。本イベントでは、「能」「雅楽/舞楽」「クメール宮廷舞踊」「仮面劇」などのユネスコ無形文化遺産を中心としていたが、その中で、本事業は未来志向の現代音楽を両国の伝統楽器で演奏するという挑戦的な取り組みであり、異彩を放った。
【WAN】
WANは音楽公演を企画制作し、和楽器の魅力を発信している。古典曲を演奏する伝統文化の紹介に留まらず、和楽器による現代音楽を作曲家に委嘱し、新しい伝統曲を発表する機会を作っている。
WAN
代表
出会ユキ
world.and.nippon@gmail.com
世界遺産アンコール遺跡群バイヨン寺院(シェムリアップ/カンボジア)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。