アーツカウンシル東京の事業

Celebrate for ME – The first step

  • 団体名 : 岡田裕子
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年個人
  • 分野 : 複合・その他

事業概要

「葬る」「祝う」儀式の所作などを身体表現として解釈・拡張した観客参加型実験イベント。美術家・岡田裕子が総監督を務め、技術者チーム(メディアアーティストの会田寅次郎、技術者の倉本大資など)が、VR機器を大胆に改造し、実体のある人体型人形と視覚が触感を伴いシンクロナイズするAR体験を実現した。個人のAR体験そのものを、音楽とナレーションと共にパフォーマンスとして鑑賞者達が楽しめるという、多重構造の空間芸術となった。ファッションデザイナーの伊藤弘子による葬送の儀式のオリジナルコスチュームや、西川顕によるオリジナルBGM音楽、菊池仙葉と観客による献花のパフォーマンスも加わり、多様なアーティストが複合的に関わり、観客と共に作る劇場的な空間が生まれた。岡田裕子のナレーションをオンラインで視聴できるサウンドに導かれ、2会場を、観客が能動的に回遊することで、神保町の街ごと楽しめる体験型アートとなった。

プロフィール

【岡田裕子】
現代美術家。主な作品に、再生医療がテーマの「エンゲージド・ボディ」、男性の妊娠を描いた「俺の産んだ子」など、未来予想的な世界をチャレンジングな手法で表現する。個人活動以外にも<オルタナティブ人形劇団「劇団☆死期」>主宰。 家族(会田誠、岡田裕子、会田寅次郎)のアートユニット、Art×Fashion×Medicalの試み<W HIROKO PROJECT>など他者と協働した実験的試みを行う。

実施場所

PARAと美学校の共有スペース(第1会場)
美学校スタジオ(第2会場)(東京都千代田区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。