現代の限られた設備環境において、2台ピアノという編成の多様性を開拓、刷新していく。
新作委嘱を山﨑真采さんに依頼し、その作品を核としながら、モーツァルト、シャブリエ、ラフマニノフ、尾高尚忠の作品を取り上げた。古典から現代にわたる幅広い時代と様々な国の作曲家の作品を見ることから、2台ピアノの新しいレパートリー拡大への道筋を示す。
【井口みな美】
国立音楽大学演奏学科鍵盤楽器専修を卒業、同大学院修士課程伴奏科を修了。
第17回日本演奏家コンクール大学生の部第1位受賞。第1回KピアノSoloコンクール第3位受賞。現代音楽演奏コンクール“競楽XIV”ファイナリスト。
近年はソロに加え、アンサンブルピアニストとして室内楽、器楽伴奏等を中心にフリー奏者として幅広く活動している。特にサクソフォンの伴奏には定評があり、これまでに多くの演奏家と共演を重ねている。また、作曲家の新曲初演などを通して、ピアノの新しいレパートリー開拓にも力を注いでいる。
現代音楽ピアニスト集団「ピアノのアトリエ」所属。
加賀町ホール(東京都新宿区)
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