これまで歴史のなかで埋もれてきた「女性的な」表現を研究し、芸術的実践を通して現代的なコンテンツに発展させることを目指す展覧会。文化横断・領域横断的なアートコレクティブ(O)Kamemochiが「女書」などの、様々な文化圏においてマイノリティに寄り添う言語を調査し、その言語体系から、相互ケアを生み出す諸特徴を発見する。その成果を作品に落とし込み、男性中心主義的な社会で軽視されてきた思いやり、感情、親密さといった「女性的な」ものを現代において再評価し、アップデートした姿で提示することを試みる。
キム・ソンと ゲオルギイヴァルドミラがキュレーターを務めたこの展覧会には、珍熙.、Vivi Zhu、Cléo Verstrepen and Serhat Orta、アナ・ヨバノフスカ、Dima Abou Zannad、Nina Zhao といったアーティストや研究者の作品が展示された。