現代演劇カンパニー 中野成樹+フランケンズの新作公演。A・Bの2プログラムを新宿シアタートップスにて実施した。既成戯曲『かがやく都市』、『キックバック』、新作書き下ろし『EP2(犬の話)』、誤意訳『寝台特急“君のいるところ”号』の計4本を上演。作者・時代・モチーフの異なる作品を並列に提示し、複層的に劇世界を展開した。
同時に本事業は、カンパニーが2021年より活動の指針とした「日常生活との並走」の創作方法をベースにしながら劇場に立ち戻る試みでもあり、5歳〜55歳までが出演者・スタッフに在籍した。
Aプログラム
『EP2(犬の話)』作・演出:中野成樹
『かがやく都市』作:大池容子、演出:中野成樹
Bプログラム
『寝台特急“君のいるところ”号』誤意訳・演出:中野成樹
『キックバック』作:小野晃太郎、演出:中野成樹
出演:石橋志保、小泉まき、洪雄大、斎藤淳子、佐々木愛、新藤みなみ、竹田英司、田中佑弥、野島真理、福田毅
ゲスト:板崎泰帆、上原茉唯、杉山賢(SPAC/隣屋)、三河美優、林壱果、宮ヶ原萌(譜面絵画)
【一般社団法人なかふら】
中野成樹+フランケンズの活動をマネジメントを行う。創作においては、時代・文化風習等が現代日本と大きく異なるいわゆる「翻訳劇」をメインにとりあげ、「いまの自分たちの価値観と身体」で理解し体現。逐語訳にとらわれない翻訳、あらすじのみを死守する自由な構成、従来のイメージやマナーにとらわれない私たちの物語としての作品解釈、その方法・表現を「誤意訳」と名付ける。2014年からは日本の近代戯曲の上演、オリジナル戯曲上演へのトライも開始。2021年以降、生活と創作の共存を目指し模索している。
一般社団法人なかふら
制作
東 彩織
info@frankens.net
新宿シアタートップス(東京都新宿区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。