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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

東京アートポイント計画通信

東京アートポイント計画は、地域社会を担うNPOとアートプロジェクトを共催することで、無数の「アートポイント」を生み出そうという取り組み。現場レポートやコラムをお届けします。

2013/06/10

大内POレポート 東京、ひろい。(2)

POレポート2回目。前回の三宅島大学からの現場レポートと打って変わって100%告知です。6 月1日の東京アートポイント計画キックオフ会で全体像をご案内した今年度のTokyo Art Research Lab(以下、TARL)。早速公開講座の開催と受講生の募集が始まっています。その中のひとつ「プロジェクト実践ゼミ」のコーディネーターをアートプロデューサーの橋本誠さんと共に務めています。現在、受講生募集中です。

「プロジェクト実践ゼミ」は「構想から実現へ/実現から継続へ」と いうサブタイトルのとおり、ささやかなアートプロジェクトの実践を通じて、プロジェクトのマネジメントサイクル(企画設計・広報・運営・記録・検証・評価)を一通りやってみる、という実践型の講座です。TARLの成果物『アートプロジェクト運営ガイドライン―運用版』を教科書に、様々なゲストと共に学んでいきます。TARLのwebサイトや橋本さんのブログにより詳しく書かれています。

前回のブログの際にプロフィールを書くことになって、はたと気づきました。アートプロジェクトに関わって今年で10年になります。なんと、ひとむかし。入口は茨城県取手市の取手アートプロジェクト(以下、TAP)でかつて展開していた人材育成プログラム「TAP塾(2004〜2006)」でした。アートプロジェクトの「見える」現場に体当たりしつつ、 「見えない」運営に日々、あーだーこーだして、座学も企画する。当時はアートもプロジェクトもよく知らない身でしたが、飛び込んだ分だけかたちになる(または、ならないなりに何かを得る)プロジェクトのおもしろさや、見たこともない景色を立ち現れさせるアートのもつ魅力が染み込んでいきました。当時一緒に体当たりしていた仲間たちは国内外あちこちのアートプロジェクトのシーンで担い手になっています。よく出くわします。

アートプロジェクトは、やってみないとやり方もおもしろさも、正体もわからない代物です。「プロジェクト実践ゼミ」では講座をベースに関わりの幅をもたせられるよう考えています。もっとやれそう、もっと考えたい、を大切に。コラボレーターのアーティスト、岩田とも子さんと共に構想からはじめていきます。かつて、岩田さんには私の入口の取手でオープンスタジオに参加していただきました。東京というひろいフィールドで、はてさて何をしていくか。受講者のみなさんの手でかたちづくられていきます。この講座が受講者の方のアートプロジェクトのよき入口となれるよう、精進する所存です。ピンときた方、じわっときた方は、まずは6月25日、東京文化発信プロジェクトROOM302での公開プレゼンテーション&トークにお越しください。

そのほか、走り出した今年度の東京アートポイント計画では様々な事業で、入口が用意されています。座学から、現場から、興味関心に応じて入口を探してみてください。

東京アートポイント計画 プログラムオフィサー 大内伸輔

【現在募集中】
・アートアクセスあだち 音まち千住の縁 インターン募集(6/10まで)
 ※ボランティアチーム「ヤッチャイ隊」は随時募集中。
・TERATOTERA/アートプロジェクトを456(仕込む) 受講者募集(6/14まで)
 ※ボランティアスタッフ「テラッコ」は随時募集中。
・長島確のつくりかた研究所:だれかのみたゆめ 研究員募集(6/20まで)

・プロジェクト実践ゼミ 受講者募集(7/2まで)

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