アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

  • 開催終了

JAPAN Culture Future Forum

― 先端クリエーターによるトークセッション ―

ジャンル:
  • 講座・シンポジウム

東京 新虎祭りのテーマである「伝統× 革新」。各地に伝わる「伝統」(祭り、工芸、文化等々)は日本の宝物。
この伝統を未来へ継ぐためには、常に「革新」し続けることが重要。
今回の「Japan Culture Future Forum」では、「伝統× 革新」をキーワードに、日本の強みであるジャパンコンテンツを常に革新させ、世界へ発信し続けているクリエーターを迎え、どのような未来を創りだそうとしているのかを披露する。

企画協力:ライゾマティクス
協力:『WIRED』日本版

プログラム

オープニングトーク:“祭り”の新しいカタチ~伝統×革新~

「Japan Culture Future Forum」の企画者・齋藤精一氏は「六本木アートナイト2015」や、「ハイパーねぶた」を手掛け、祭りの新しいカタチを追求し続けている。齋藤氏における祭りの「伝統× 革新」とは?
スピーカー:齋藤精一(ライゾマティック代表取締役社長)
1975年神奈川県生まれ。ライゾマティクス代表取締役/クリエイティヴ&テクニカル・ディレクター。 建築デザインをコロンビア大学(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。その後 ArnellGroup にてクリエイティヴとして活動し、03年の越後妻有アートトリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。アート制作活動と同時にフリーランスのクリエイティヴとして活動後、06年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考をもとに、アートやコマーシャルの領域で立体作品やインタラクティヴ作品を制作する。09年~13年に、国内外の広告賞にて多数受賞。現在、東京理科大学理工学部建築学科非常勤講師も務める。2015年、アート作品からコミュニティ形成を考えるまちづくりや施設開発等幅広く手がける部門「Rhizomatiks Architecture」を設立。

トークセッション1:CG はいかにして「映像業界」の外へと拡張できるのか

映像・CG 分野で革新し続けているポリゴン・ピクチュアズの塩田周三氏がゲスト。ポリゴン・ピクチュアズは「誰もやっていないことを 圧倒的なクオリティで世界に向けて発信していく」を創業理念として掲げ、時代のニーズを精査し、更なる高みを目指して30年間活動し続ける。では、次なる高みとは何か。「日本の文化基盤を礎にした複合的価値を生み出す強度あるコンテンツを創出して、世界の皆さんに感動を与えること」と考える塩田氏が、常に革新し続けるポリゴン・ピクチュアズの強みを語る。
スピーカー:塩田周三(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役)
上智大学法学部国際関係法学科卒業。1991年 新日本製鐡株式會社入社。1997年に株式会社ドリーム・ピクチュアズ・スタジオ立ち上げに参画後、1999年にポリゴン・ピクチュアズ入社。2003年には代表取締役に就任し、海外マーケット開拓に注力。TVシリーズ制作や海外市場をターゲットにしたコンテンツ企画開発を実現する。一方で、Prix Ars Electronica(オーストリア)、SIGGRAPH(米)などの国内外映像祭の審査員を歴任し、2008年には米国アニメーション専門誌 Animation Magazineが選ぶ「25 Toon Titans of Asia(アジア・アニメーション業界の25傑)」の一人に選定された。2016年のアヌシー国際アニメーション映画祭では審査員を務めた。米国育ち、趣味はバンド活動。
聞き手:若林恵(『WIRED』日本版 編集長)
1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。大学卒業後、出版社平凡社に入社。『月刊 太陽』の編集部スタッフとして、日本の伝統文化から料理、建築、デザイン、文学などカルチャー全般に関わる記事の編集に携わる。2000年にフリー編集者として独立し、以後、雑誌、フリーペーパー、企業広報誌の編集制作などを行ってきたほか、展覧会の図録や書籍の編集も数多く手がける。また、音楽ジャーナリストとしてフリージャズからK-POPまで、広範なジャンルの音楽記事を手がけるほか、音楽レーベルのコンサルティングなども。2011年より現職。趣味はBook OffでCDを買うこと。

トークセッション2:ゲームクリエイティヴ&ビヨンド~VRとゲームエンジンがもたらす創造の拡張~

映像と音楽を融合させたシューティングゲーム『Rez Infinite』を10月にリリースするなど数々の先鋭的なゲームを生み出してきたクリエーターの水口哲也氏がゲスト。バーチャルリアリティの技術が進む中、「シナスタジア=共感覚」をテーマに、新しいことにチャンレジする水口氏が、ゲームと人間の関係性、バーチャルリアリティの可能性を思い描く。またセッションの後半では、『Gears of War』シリーズのデベロッパーのEpic Games日本法人の代表の河崎高之氏も加わり、ゲームのこれからを語る。
スピーカー:水口哲也(クリエーター/ゲームデザイナー)
1965年生まれ。ビデオゲーム、音楽、映像など、テクノロジーを駆使したインタラクティブな創作活動を続けている。2001年、ビデオゲーム『Rez』を発表、2002年文化庁メディア芸術祭特別賞、Ars Electoronicaインタラクティヴアート部門名誉賞などを受賞。その後、音楽の演奏感をもったパズルゲーム『ルミネス」(2004)、キネクトを用い指揮者のように操作しながら共感覚体験を可能にした『Child of Eden』(2010)、VR作品『Rez Infinite』(2016)、VRと共に音を全身で触覚体感する「シナスタジア・スーツ」(2016)などを制作。2006年には全米プロデューサー協会(PGA)が選ぶ「Digital 50」(世界のデジタル・イノベイター50人)の1人に選出される。米国法人Enhance Games/CEO、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(Keio Media Design)特任教授。
ゲスト:河崎高之(Epic Games Japan 代表)
1993年、NECに入社、通信機器の海外営業を担当。2002年、初代Xboxの日本発売を機に、マイクロソフト日本法人のゲーム部門に参加。以後、ビジネスマネージャー/プロデューサーとして、日本でのファーストパーティタイトルの開発に携わる。代表作:ロスト・オデッセイ、ブルー・ドラゴン、ナインティ・ナイン・ナイツ、ファントム・ダスト、ブリンクス、ヘイロー・レジェンズ(アニメ)等。MS退職後、スクウェア・エニックスでのプロデューサー業務を経て、2009年12月からエピック・ゲームズ・ジャパンの設立に参画。日本のゲーム/アニメ業界での広範な人脈を生かし、アンリアル・エンジンの普及に努めるとともに、日本のデジタルエンターテイメントの更なる活性化
に貢献を続ける。
聞き手:齋藤精一 

定員

300名
※要事前申込

参加費

2,000円

申込方法

公式ウェブサイトより申し込みください。

お問い合わせ

東京 新虎まつり事務局(平日11:00~17:00)
TEL:03-5771-9686(東京 新虎まつり事務局)

開催場所

虎ノ門ヒルズフォーラム 5F メインホール

クレジット

主催
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京 新虎まつり実行委員会(一般社団法人新虎通りエリアマネジメント、株式会社クオラス)
補助
JLOP (経済産業省)
後援
新虎通りエリアマネジメント協議会
特別協力
特別区全国連携プロジェクト(東京23区・特別区長会)
協力
東北六魂祭実行委員会、港区