アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

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第14回TURNミーティング

ジャンル:
  • アートプロジェクト ,
  • 講座・シンポジウム

コミュニケーションの難しさ

アートプロジェクト「TURN」の可能性について考え、語り合う「TURNミーティング」。今回のテーマは「コミュニケーションの難しさ」です。

2020年度のTURNミーティングでは、オンラインで多くの方々に楽しんでいただけるよう、「ろう通訳」「音声ガイド」「字幕」などのメディア特性を活かしたアクセシビリティに取り組みました。その試みを通して、一人ひとりの背景や文化の違いから生まれる課題も見えてきました。そこで今回は、その取り組みを振り返りながら、コミュニケーションの多様なかたちとその難しさについてゲストとともに考えます。

第1部では、ゲストに、発達障害者が参加・運営する当事者研究会「おとえもじて」の主催者の綾屋紗月さんをお迎えします。第2部では、綾屋さんに加えて、評論家の荻上チキさんをゲストにお迎えし、背景や文化が異なる様々な人たちとのコミュニケーションと表現を中心にTURN監修者の日比野克彦とともに語り合います。

当日のスケジュール

16:30~16:40 はじまりの挨拶(司会:ライラ・カセム)
16:40~18:10 第1部:オンライン生配信における課題と可能性
 出演者:綾屋紗月(東京大学先端科学技術研究センター特任講師・自閉スペクトラム当事者)、石川絵理(NPO法人TA-net事務局長、ダイアログ・イン・サイレンス アテンド)、佐沢静枝(NPO法人しゅわえもん、立教大学日本手話兼任講師)、瀬戸口裕子(手話通訳士、アート・コミュニケータ)、畑まりあ(アーツカウンシル東京)
18:10~19:00 休憩
19:00~20:25 第2部:伝えること、想像すること
 出演者:綾屋紗月(東京大学先端科学技術研究センター特任講師・自閉スペクトラム当事者)、荻上チキ(評論家、ラジオパーソナリティ)、日比野克彦(TURN監修者、アーティスト)、森司(TURNプロジェクトディレクター)、畑まりあ(アーツカウンシル東京)
20:25~20:30 おわりの挨拶(司会:ライラ・カセム)

出演者プロフィール


綾屋紗月(あややさつき)
東京大学先端科学技術研究センター特任講師・自閉スペクトラム当事者
外側からは見えにくい特徴を内側から記述し、仲間と共に自らのメカニズムを探っていく「当事者研究」に長年取り組み、その歴史・理念・方法について研究している。最近は当事者とアカデミアの共同研究のための課題についても検討している。著書に『発達障害当事者研究』『増補 前略、離婚を決めました』『つながりの作法』『ソーシャル・マジョリティ研究』など。


石川絵理(いしかわえり)
NPO法人TA-net事務局長、ダイアログ・イン・サイレンス アテンド
2012年に観劇サポート支援団体「NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)」立ち上げに加わり、以来事務局長を務める。ろう当事者として舞台における字幕・舞台手話通訳などの観劇支援に取り組む。2017年より一般社団法人ダイアローグ ジャパン ソサエティにてソーシャルエンターテイメント「ダイアログ・イン・サイレンス」のアテンド。静けさの中で言葉の壁を超えた対話をし続けている。


佐沢静枝(さざわしずえ)
NPO法人しゅわえもん、立教大学日本手話兼任講師
北海道釧路市生まれ。日本ろう者劇団に入団し、舞台や映画、NHK「みんなの手話」のアシスタントなどに出演。現在は、立教大学日本手話兼任講師、ろう学校非常勤講師、TA-net舞台手話通訳養成講師、「手話で楽しむみんなのテレビ」(NHK「ハートネットTV」)に出演、手話監修に携わる。2007年特定非営利活動法人しゅわえもんを仲間と設立し、手話による絵本読み聞かせ普及のために仲間と奮闘中。


瀬戸口裕子(せとぐちゆうこ)
手話通訳士、アート・コミュニケータ
耳の聞こえない方の生活に関わる手話通訳の傍ら、耳の聞こえない方と美術館鑑賞を8年間続けた。とびらプロジェクト「とびラー」になり、ワークショップ「聞こえない方と聞こえる方のサイレントコミュニケーション」や、「アート筆談deコミュニケーション」などのとびラボを実施。NPO法人TA-netの舞台手話通訳者として活動。TARLレクチャー「手話と出会う~アートプロジェクトの担い手のための手話講座」の手話通訳も担う。


荻上チキ (おぎうえちき)
評論家、ラジオパーソナリティ
メディア論を中心に、政治経済、社会問題、文化現象まで幅広く論じる。NPO法人「ストップいじめ!ナビ」代表、「社会調査支援機構チキラボ」所長。著書『ウェブ炎上』『いじめを生む教室』『みらいめがね』など。平日15:30からTBSラジオ「荻上チキ Session」放送中。


日比野克彦(ひびのかつひこ)
TURN監修者、アーティスト、東京藝術大学美術学部長・美術学部先端芸術表現科教授、岐阜県美術館館長、日本サッカー協会理事・社会貢献委員会委員長。
1958年岐阜県生まれ。1982年日本グラフィック展大賞受賞。1986年シドニービエンナーレ参加。1995年ベネチアビエンナーレ参加。2003年より越後妻有アートトリエンナーレ参加。2010年より瀬戸内国際芸術祭参加。2013~15年六本木アートナイト、アーティスティックディレクター。平成27年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)受賞。

参加費

無料
※事前申込不要、手話通訳・文字支援等のアクセシビリティサポート付き
※参加に関わるインターネット通信費用はお客様のご負担になります。

視聴方法
TURN公式ウェブサイトにてYouTubeライブで配信を行います。

※YouTubeライブのチャット機能で、ご意見、ご要望、ご質問やコメントを受け付け、出演者に共有させていただきます。
※配信には最善の準備を行い実施しますが、生配信である特性上、不慮の一時停止や乱れなどが起こる可能性がありますことをご了承ください。
※出演者やプログラム内容等は、やむを得ない事情により変更になる場合がございます。

お問い合わせ

TURN運営本部
TEL:03-3824-9039(10:00~17:15 土日祝日を除く)
E-mail:info@turn-project.com

開催場所

オンライン(YouTubeライブ)

クレジット

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、特定非営利活動法人Art’s Embrace、国立大学法人東京芸術大学