アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

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話しあうプログラム サカイノコエカタ

ジャンル:
  • アートプロジェクト ,
  • その他

「話しあうプログラム サカイノコエカタ」は自分が積極的に考えたり関与しなかったために普段は見えていなかった、あるいは意識出来なかった境界や断絶(=サカイ)に向き合い、考えるためのディスカッションプログラムです。
参加者が「見えないサカイ」を考えるきっかけとして、サカイをコエ、地に足をつけてながら活動をしている方を“実践者”としてお呼びし、参加者と直接話しあうことができる場を設けます。そして、それぞれがひとりでは至らないであろう新しい想像力や行動を起こすきっかけを見つけることを目指します。

プログラム

第1回「共事でコエていく」
東日本大震災が活動の起点であり、小松さんが生まれ育った福島県いわき市をさまざまな「潮目」の土地であると語ります。「潮目≒サカイ」の渦中で活動を行う小松さんには、厄災が生んだ「サカイ」がどのように見ているのでしょう。そしてなぜ人は断絶をしてしまうのでしょうか。
また、小松さんは今「共事者」というテーマで連載をされています。その考え方にサカイノコエカタは大きな影響を受けています。震災以降、小松さんが「共事者」に至った経緯を伺いながら、その新しい可能性について話しあいます。
開催日時:2021年12月1日(水)18:00~20:00
ゲスト:小松理虔(ローカルアクティビスト)
参加募集期間:2021年11月1日(火)~

第2回「作品でコエていく」
東京都小平市にある武蔵野美術大学と朝鮮大学校の間には、「壁」が50年以上前から設けられています。そして、この2校は表立った交流が行われていませんでした。しかし、2011年に『突然、目の前がひらけて』のメンバー灰原千晶さんによって制作された「渡れるかもしれない橋」や朝鮮大美術科からの呼びかけなどを機に、両校でさまざまな対話が行われ始めました。サカイの象徴的な「壁」と「橋」。この作品を語ることは、わたしたちにとっても大事な気づきが得られるはずです。
開催日時:2021年12月21日(火)18:00~20:00
ゲスト:突然、目の前がひらけて(アーティストコレクティヴ)
参加募集期間:2021年11月16日(火)~

第3回「コエカタを見続けること」
川内さんはご自身の著書のなかで、さまざまな越境を実践する人々を見つめ、文章にまとめてきました。「空をゆく巨人」では、いわき在住会社経営者志賀忠重さんと世界的な現代美術家の祭國強さんの立場や肩書きをこえた友情(もしくはそれ以上の関係)を綴り、新著「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」(このタイトルの潔さもすごい)では、視覚で鑑賞することがほとんどの現代美術を“全盲で見る”白鳥さんを通じて、新しい鑑賞体験を獲得していく過程が書かれています。川内さんにとって、越境を実践する人々を見続け、文章にすることはどのような意味を持っているのでしょうか?川内さんの視点は、サカイに対しての別の視座が見つかる予感がしています。
開催日時:2022年1月18日(火)18:00~20:00
ゲスト:川内有緒(ノンフィクション作家)
参加募集期間:2021年12月16日(木)~

第4回「協働でコエていく」
FC越後妻有は、2015年に大地の芸術祭のプロジェクトの一環として生まれました。農業や作品メンテナンス、芸術祭の運営も行いながら、日々サッカーの練習に励んでいます。
なぜ活動のなかに「農業」「芸術祭運営」そして「サッカー」が混ざっているのか?そんな疑問はよそに、結果的にさまざまな分野をコエることで地域の人たちとの協働を生み、盛り上げています。軸足はサッカーに置きながら三足の草鞋(スパイク?)を履く彼女らは、どうそれぞれの分野で協働し、関係性を築いているのか?みんなで聞いてみましょう。
開催日時:2022年2月11日(金・祝)15:30~17:30
ゲスト:坂口裕昭&元井淳&石渡美里(FC越後妻有シニアディレクター&GM兼監督&所属選手)
参加募集期間:2022年1月16日(日)~

第5回「コエられなかった先へ」
日本各地で地域芸術祭のディレクターとして活動される北川フラムさんは、たびたび「私たちはまだ徹底的に排他的である」と話しています。世界中のアーティストと仕事をしてきたフラムさんの経験から、わたしたち日本人がなぜ排他的になってしまうのかをみんなで一緒に考えたいです。そして、サカイノコエカタで話しあってきたことを今一度、フラムさんに投げかけてみたいと思います。
開催日時:2022年2月13日(日)15:30~17:30
ゲスト:北川フラム(アートフロントギャラリー)
参加募集期間:2022年1月16日(日)~

最新情報はこちら(Facebookページ)をご覧ください。

参加対象

・社会のなかで起こるさまざまな「断絶」(=サカイ)について知見を広めたい方。
・ゲストの活動からサカイのコエカタを知り、自分なりに考えたいという方。
・自らの活動を通して社会への働きかけをされている方や、これからその実践をしたいと考えている方。
・『東京で(国)境をこえる』の活動に興味をお持ちの方。
※話しあうことがプログラムの中心になります。質問だけでなく発展的な対話を希望する方の参加をお待ちしています。

定員

各回8名(先着順)

イベント参加費

1,000円(税込)

申込方法

こちらの申込フォームよりお申し込みください。

※お預かりした個人情報は、本事業の運営及びお知らせのみに使用します。

お問い合わせ

「東京で(国)境をこえる」事務局(一般社団法人shelf内)
〒156-0045 東京都世田谷区桜上水3-9-6 スペースサクラ102
TEL:090-6139-9578 
FAX:03-5317-0802 
E-mail:info@tokyokokkyo.tokyo

イベント開催時のチェックリスト・感染防止策チェックリスト(PDF)

開催場所

はぐくむ湖畔(〒156-0043 東京都世田谷区松原5-2-2 prendre ys 1F)

チラシ

クレジット

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人shelf