アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

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kyodo 20_30 成果発表会「ここから展」

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kyodo 20_30は、東京都世田谷区の「経堂」で、 国籍・ことば・文化がちがう 20歳~30歳の人たちと「見えない(国)境」について話しあったり、作品を作ったりします。

ここから展では、2021年度に作られた5つの作品を、活動の成果として発表します。

5つの作品

(1)像

経堂の商店街の片隅で、お互いを何も知らない状態で、通行人と作家が第一印象だけで擬人像(似顔絵)を描きます。途中、短い休憩を取ったとき初めて二人は、お互いの国籍や宗教、文化的背景、年齢、職業などの情報を交換します。休憩後、二人は先ほどのペインティングを継続します。活動の様子を記憶した映像と、実際にその場で描かれた似顔絵をあわせて、当日会場で展示します。
※【来場予約】が必要です。

展示会場:経堂アトリエ
参加メンバー:胡雪寧、長谷川祐輔、ゆう、鄭禹晨、矢野靖人
協力:胡征宇、呂青、蔣雯、くろねこドーナツ、祝立志

(2)だから、ここにいる

コンビニ、スーパー、病院。日本の様々な場所で外国籍の方々が働いているのを見かけます。それはごく当たり前の日常ですが、遠い国からやってきて日本で働くというのはどんな感じなのでしょう。私(柴田早理)から見ると日本はなんだか画一的で、宗教にも異文化にも理解が深まっておらず、外国人には暮らしにくい国に思えます。日本に来て日本語を学ぼうとしている方々にはどう見えているのでしょう? 日本語学校の学生、先生達との対話から、今回の作品を作りました。今後の多文化共生について考えるきっかけとなれば幸いです。
※【来場予約】が必要です。

展示会場:経堂アトリエ
参加メンバー:柴田早理、aqiLa、桐葉恵、長谷川祐輔、阿部七海
協力:一般財団法人東北多文化アカデミー

(3)新大久保お散歩学派

俳優の綾田將一が、繰り返し、いろんな人と、新大久保をお散歩します。アリストテレスが散歩しながら講義したことから、彼の弟子たちは「逍遥学派」と呼ばれるようになったそうです。学びは体感とともにあり、常に過程にあるとでも言っているようではありませんか。お散歩すれば、体が変わり、街の見え方が変わります。そのプロセスを、お散歩の副産物とともに、シェアします。
※【来場予約】が必要です。

展示会場:経堂アトリエ
参加メンバー:綾田將一、室橋裕和、阿部七海、楊淳婷、Roy Taro、胡雪寧、桐葉恵、柴田早理

(4)意味をこえる身体へ - ショットムービー 1+2

「ショットムービー(shot movie)」は、物語と身体性の緊張関係を意識して制作しています。ショット(瞬間的な断片)-俳優の身振り、表現、話法など-に焦点をあてつつ、それらが重なることでムービー(映画/物語)になる瞬間を見極めながら実験的に創作しています。人はどんな時に物語を読み取るのか。そこで物語や意味を構成しているエレメントは何なのか。2021年8月にリモートで作られた作品1「八月対談録」と、2021年9月~12月まで対面撮影で制作された作品2「変奏」の連続上映を行います。
※【来場予約】と【鑑賞予約】が必要です。

上映日時:
1. 2022年2月26日(土)14:30~16:00
2. 2022年2月26日(土)16:30~18:00+トーク
3. 2022年2月27日(日)14:30~16:00
4. 2022年2月27日(日)16:30~18:00+トーク
※上映時間:1+2あわせて90分(予定)
※トーク時間:60分(予定)
※定員:各回12名(先着順)
※16:30~の回は、上映終了後に制作チームによるトークを行います。
上映会場:マホラ食堂 2F
受付会場:マホラ食堂 1F入口
受付開始:開演時刻の30分前
入場時間:開演時刻の10分前
参加費:500円 ※当日、受付でお支払いください。
参加メンバー:蔣雯、長谷川祐輔、富髙有紗、綾田將一、aqiLa、桐葉恵、川渕優子、矢野靖人、呉楽、董敬、Le Hai Ly

(5)共鳴するもの

「翡翠の太陽」をモチーフに活動を続ける画家のRoy Taroが俳優のオガワジョージの身体にライブパフォーマンスとしてボディペインティングをおこないます。ボディペイントは古い時代から私たちの暮らしにありました。オガワは自分の体で感じるものを身体の動きとして表現します。俳優は何をするにも自由です。ペイントから逃げることもできます。パフォーマンスが終わったとき、ふたりの人間はどのような新しい関係を得ているのでしょうか。
※【来場予約】と【鑑賞予約】が必要です。

上演日時:
1. 2022年2月26日(土)12:00~13:00
2. 2022年2月26日(土)17:00~18:00
3. 2022年2月27日(日)12:00~13:00
4. 2022年2月27日(日)17:00~18:00
※上演時間:45分(予定)
※定員:各回6名(先着順)
※ボディペインティングはヌードで行います。センシティブな表現が苦手な方は鑑賞をご遠慮ください。
上演会場:経堂アトリエ
受付会場:経堂アトリエ 2Fリビング
受付開始:開演時刻の30分前
参加費:500円 ※当日、受付でお支払いください。
参加メンバー:Roy Taro、オガワジョージ、川渕優子、奥田隼平

ワークショップ|お散歩学入門

kyodo 20_30を通して得た“お散歩論”を、お散歩学派がおすそ分け。二つの会場をつなぐ、お散歩をデザインするワークショップです。経堂アトリエからマホラ食堂まで、お散歩します。着いたらそのまま、「意味をこえる身体へ」を観るもよし。「ここから展」と経堂の街を、楽しみ尽くしましょう。地図が読めないお子様は、保護者の方とご参加ください。
※【来場予約】が必要です。

開催日時:
1. 2022年2月26日(土)13:00~
2. 2022年2月27日(日)13:00~
※所要時間:90分程度
※定員:各回8名(先着順)
集合場所:経堂アトリエ 2F
解散場所:マホラ食堂 1F
参加メンバー:綾田將一、寺門信、桐葉恵

予約について

ここから展 予約申込フォーム

ここから展をご覧いただくには、【来場予約】が必要です。また一部作品については鑑賞者数に限りがあるため、事前に【鑑賞予約】が必要なものもあります。
【来場予約】は、ここから展へ来場するための予約です。必ずお申し込みください。
【鑑賞予約】は、作品を鑑賞するための予約です。一部事前に鑑賞予約が必要な作品については、こちらも同時にお申し込みください。
本展覧会は感染症対策を徹底して実施しますが、状況によって、展覧会の内容やスケジュールを変更する可能性があります。

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イベント開催時のチェックリスト・感染防止策チェックリスト(PDF)

お問い合わせ

「東京で(国)境をこえる」事務局(一般社団法人shelf内)
TEL:090-6139-9578 
E-mail:info@theatre-shelf.org

開催場所

経堂アトリエ(東京都世田谷区経堂4-31-8)
マホラ食堂 2F(東京都世田谷区経堂1-4-11)

クレジット

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人shelf