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「映画表現としてのライブ・パフォーマンス」

東京芸術文化創造発信助成【長期助成プログラム】活動報告会 第10回

映画表現としてのライブ・パフォーマンス
~プロジェクト「音から作る映画」と連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」を振り返る~

アーツカウンシル東京では平成25(2013)年度より長期間の活動に対して最長3年間助成するプログラム「東京芸術文化創造発信助成【長期助成プログラム】」を実施しています。この度、助成対象活動報告会の第10回として、平成27(2015)年度より3年間助成した映画監督の七里圭さんが主宰するチャーム・ポイントの活動をご紹介します。

「音から作る映画」プロジェクトは、単なる映画制作方法の実験に留まるものではなく、映像技術のデジタル化によって、映画と他ジャンルとの境界線が揺らぎ始めていることにいち早く着目し、それを実践的に考察する試みでした。
身体表現や舞台芸術の映像アーカイブ、コロナ禍でのライブ動画配信など、これまでになく映像が表現活動のあらゆる場面で必要とされる現在、さまざまなジャンルの活動のヒントとなり、参照され得る報告会となるはずです。

※本報告会の内容は、後日アーツカウンシル東京ウェブサイトに掲載します。

プログラム内容

スピーカー(報告者)
七里圭(チャーム・ポイント代表、映画監督)
高橋哲也(チャーム・ポイント副代表、ムービーカメラマン)
棚沢努(チャーム・ポイント会計、映像ディレクター/プロデューサー)

司会進行
今野真理子・碓井千鶴(アーツカウンシル東京 企画助成課 美術・映像分野担当シニア・プログラムオフィサー)


助成対象活動の概要
対象活動:チャーム・ポイント「音から作る映画の展開と完成・公開」
(平成27年度採択事業:3年間)

映画制作の通常プロセスを逆転し、音(サウンド・トラック)から作り始めることで、映画という表現形式に組み込まれた他ジャンルの諸要素をアンパッキング。それらを映画と比較・検証しながら、再構築することで映画制作を行った。よって、電子音楽やボイス・パフォーミング、ダンスや演劇、美術など様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションが、ワーク・イン・プログレスとして発表された。その活動は、ライブ・パフォーマンスと映画制作の往還となり、3年の助成期間に、4本の新作上演作品および5本の劇場公開映画(長編)、2本の短編映像作品に結実し、海外のフェスティバル参加も実現した。また並行して、関連するテーマについての連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」も多彩な論客を招いて11回催し、その議論を制作にフィード・バックするとともに、最終年度には総勢8名のゲスト・パネラーが登壇してのシンポジウムを二夜にわたり開いた。

チャーム・ポイント
映画監督の七里圭を中心に、フリーで活躍する映像スタッフ、音楽家、美術家、写真家、詩人等が、既存の表現ジャンルに留まらない作品を制作、発表するために緩やかに連帯し結成。映画表現を拡張する創作活動を続ける一方で、そうした志向を共有できる表現者や研究者、観客が連携するための場づくりにも力を注いでいる。これまで制作した映画に『ホッテントットエプロン-スケッチ』(2006)、『眠り姫』(2007)、『DUBHOUSE』(2012)、連作『To the light』(2014~)など。

【スピーカープロフィール】

七里圭(しちり・けい)
映画監督。1967年生まれ。早稲田大学卒。在学中から映画の現場で働き始め、約10年間の助監督経験の後、『のんきな姉さん』(2004)で劇場デビュー。その後、『マリッジリング』(2007)のような商業映画を監督する一方で、声と気配で物語をつづる異色の作品『眠り姫』(2007)を自主製作・配給。上映10年のロングランを機にサラウンドリマスター版(2016)も製作・公開。建築家と共作した『DUBHOUSE』(2012)が国際的な評価を受ける。近年は、「音から作る映画」プロジェクト(2014~)など実験的な映画作り、映像パフォーマンスにも取り組んでいる。2017山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナル・コンペティション審査員。2018年よりWhenever Wherever Festivalのキュレーションも務める。多摩美術大学非常勤講師。
http://keishichiri.com/jp/

髙橋哲也(たかはし・てつや)
1966年生まれ。早稲田大学第一文学部卒後、映像制作会社、記録映画制作会社を経てフリーの撮影助手として映画、CM、ミュージックビデオなどの現場で経験を積む。助手の仕事と並行して、1998年七里圭監督のVシネマ作品にカメラマンとして起用されたのを契機に、その後インディペンデントな映画作品等で撮影を担当するようになる。七里監督との主な作品に『夢で逢えたら(2004)』、『眠り姫(2007)』、『マリッジリング(2007)』、『サロメの娘 アナザサイド(in progress)(2016)』。その他、高橋康進監督『ロックアウト(2008)』、岩名雅記監督『シャルロット/すさび(2017)』などがある。近年は暗黒舞踏の舞台記録映像を担当することも多いことから、徐々にカメラマンとしての活動にとらわれない、舞台表現への関りも深めている。

棚沢努(たなざわ・つとむ)
1968年生まれ。立教大学社会学部社会学科及び日本映画学校卒業後、映画会社シネカノン、映像制作会社ダブ勤務経験を経て、2006年よりフリーのディレクター/プロデューサーに。以降、様々な映像制作を手掛け、近年では映画の予告編(アピチャッポン『光りの墓』、『世紀の光』、ワン・ビン『三姉妹』、『収容病棟』、フー・ボー『象は静かに座っている』他多数)も積極的にディレクションしている。七里圭監督『眠り姫』ではプロデューサーとして、長年一緒に活動を共にしている。

定員

30名(事前申込制。応募多数の場合は抽選とさせていただきます。)

料金

無料

申込方法

Eメール(forum-grant@artscouncil-tokyo.jp)にご氏名/ご所属・職業/人数/連絡可能な電話番号/Eメール/手話通訳の要否を明記の上、お申込みください。

申込締切
2020年9月17日(木)12:00まで

※お寄せいただいた個人情報は厳重に保管し、本報告会に関わるご案内のみ使用いたします。
※内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。

当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を講じた上で実施いたします。ご来場にあたってはマスク着用などのご協力をお願い申し上げます。なお、37.5℃以上の発熱がある方や、体調不良が認められる方等は、当日ご入場をお断りする場合がございますので予めご了承ください。

お問い合わせ

アーツカウンシル東京 企画室 企画助成課
TEL:03-6256-8431(10:00~18:00 土日祝日を除く)
E-mail:forum-grant@artscouncil-tokyo.jp

開催場所

アーツカウンシル東京 大会議室(千代田区九段北4丁目1-28 九段ファーストプレイス8階)
※アクセス情報はこちら

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主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京