アーツカウンシル東京の事業

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環境整備とクリエイション~バリアフリー鑑賞の推進からその先へ

「芸術文化による社会支援助成」活動報告会 第4回

アーツカウンシル東京では、障害者をはじめ、高齢者や子供、外国人といった、さまざまな人々と芸術文化をつなぐ活動や芸術文化を通じて社会課題に向き合う活動を支援する「芸術文化による社会支援助成」を、平成27(2015)年度に開始いたしました。さまざまな社会環境にある人が共に参加し、個性を尊重し合いながら創造性を発揮することのできる芸術活動や、芸術文化の特性を活かし社会や都市のさまざまな課題に取り組む活動、社会における芸術文化の新たな意義を提起し、あらゆる人に開かれた芸術のあり方を推進する先駆的な活動を支援してきました。

本助成の対象となった活動を紹介する第4回目の報告会では、北区東田端で障害等にかかわらず誰もが楽しめるユニバーサル上映を行う映画館「シネマ・チュプキ・タバタ」を運営する合同会社チュプキと、宮澤賢治作品の朗読劇の上演を軸としながら、視覚障害者のための音声ガイドの普及や、視覚障害や聴覚障害などさまざまな個性を持つアーティストとの表現活動に取り組む、ものがたりグループ☆ポランの会にご登壇いただきます。両団体の報告を通して、バリアフリー鑑賞推進の意義や、そこから生まれる新たなクリエイションの可能性について、改めて考える機会とするとともに、後半のラウンドテーブルでは、参加者の皆さんも交えて意見交換を行い、団体・個人間のネットワークが構築されることを目指します。

※本報告会は主催者の広報及び記録目的に写真・音声・動画の収録を行います。記録映像のアーカイブ公開はありません。
※本報告会後レポート記事等をアーツカウンシル東京のウェブサイト等で公開します。
※手話通訳・UDトークによる情報保障があります。

登壇団体
合同会社Chupki(登壇者:平塚千穂子)
ものがたりグループ☆ポランの会(登壇者:彩木香里、石神哲朗)

ファシリテーター
小川智紀

グラフィックファシリテーター
関美穂子

手話通訳
加藤裕子、瀬戸口裕子

全体司会進行
松岡智子(活動支援部助成課 シニア・プログラムオフィサー)

プログラム内容(予定)

18:15 開場
18:30
 【第1部】
 ・イントロダクション
 ・団体による活動報告
 【第2部】
 ・ラウンドテーブル
21:00 終了

助成対象活動の概要

合同会社Chupki

ものがたりグループ☆ポランの会

登壇団体・登壇者プロフィール

合同会社チュプキ
2001年より視覚障害者の映画鑑賞環境づくりを続けているバリアフリー映画鑑賞推進団体City Lightsが2016年に募金を集めて設立した映画館。視覚障害者のみならず、聴覚障害者、発達障害者、車椅子利用者、小さなお子様連れのお客様など、様々な障害を持つ人が安心して映画を鑑賞できる環境を提供する日本初のユニバーサルシアター。映画の音声ガイドや日本語字幕を制作し、毎日ユニバーサル上映を実施。
https://chupki.jpn.org/

平塚千穂子(ひらつか・ちほこ)
合同会社Chupki 代表。東京出身。早稲田大学教育学部教育学科卒業後、飲食店や映画館に勤務。2001年 ボランティア団体City Lightsを設立し、視覚障害者の映画鑑賞環境づくりに取り組み続けている。2016年、日本初のユニバーサルシアターCINEMA Chupki TABATA を設立。


ものがたりグループ☆ポランの会
2004年創立。「生きる」をテーマに宮澤賢治作品のみを上演。 2021年イーハトーブ賞奨励賞受賞。 舞台の音声ガイド制作、鑑賞サポートに携わる。 2020年より字幕映像制作や手話パフォーマーとともに創り上げる公演を行っている。
https://polan1010.com/


彩木香里(さいき・かおり)
ものがたりグループ☆ポランの会代表。音声ガイドナレーションの仕事がきっかけで2013年に日本映像翻訳アカデミーのバリアフリー講座を受講。現在、新国立劇場、世田谷パブリックシアター、東京芸術劇場、超ダイバーシティ芸術祭などの鑑賞サポート(音声ガイドの原稿作成やナレーション)に携わっている。


石神哲朗(いしがみ・てつろう)
ものがたりグループ☆ポランの会劇団員。 2014年にポランの会が初めて音声ガイド付き公演を実施した「銀河鉄道の夜」に初出演。 音声ガイド作品の吹替えやナレーションのほか、世界自閉症啓発デー2022ではMCを担当。俳優としてだけでなく「映像」と「音」のテクニカル部門にも携わっている。

ファシリテーター

小川智紀(おがわ・とものり)
NPO法人STスポット横浜 理事長。1999年より芸術普及活動の企画制作に携わる。2014年より現職。教育・福祉・地域とアートの現場をつなぐ事業を担当。アート分野の中間支援組織に関わるなど、非営利セクターの活性化に注力している。

グラフィックファシリテーター

関美穂子(せき・みほこ)
1990年鹿児島生まれ。鹿児島大学にて文化人類学を専攻。旅行代理店、地域おこし協力隊を経て2017年より独立。現在は一対一の対話×視覚化の思考の整理サービス「可視カフェ」や、会議やワークショップでのビジュアルファシリテーションの実践を行っている。
https://arawasu.net

定員

40名(事前予約制/先着順)

料金

無料

申込方法

下記フォームより必要情報をご記入の上お申込みください。
https://ws.formzu.net/fgen/S731969403/

申込締切
2023年7月14日(金)12:00
※定員になり次第受付を終了いたします。
※お寄せいただいた個人情報は厳重に保管し、本報告会に関わるご案内のみに使用いたします。
※内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。

お問い合わせ

「芸術文化による社会支援助成」活動報告会 運営担当(合同会社syuz’gen)
E-mail:act_ss@syuzgen.com
FAX:03-4333-0878

開催場所

アーツカウンシル東京 5階会議室
(東京都千代田区九段北4丁目1-28 九段ファーストプレイス5階)

チラシ

クレジット

主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
運営
合同会社syuz’gen

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