2009年に初演を行った『アントン、猫、クリ』は、ノラ猫アントンとその猫をめぐるご近所の交流を描いた話で、半径50メートル以内の日本の日常を切り取った作品。

2010年に音楽家・安野太郎との共同制作により、脚本を楽譜化した“ポリフォニー劇”としてリメイク。役者の発する言葉を音楽としてとらえ、サンプリングすることによって情景が浮かび上がる実験的作品である。また、英語字幕もそのコンセプトに沿って、リズミカルに浮かび上がるプログラムを作りだした。
公演と合わせての現地のアーティストとのトークや、本作品の演出手法を利用したWSも開催する。

作・演出：篠田千明
音楽：安野太郎
出演：捩子ぴじん　大道寺梨乃　野上絹代　山崎皓司
舞台美術：佐々木文美
映像：天野史朗
衣装：藤谷香子
宣伝美術：天野史朗
翻訳：セバスチャン・ブロイ
ツアーマネージャー：オルガ・イリミアス　加藤和也