Baobab単独公演において、より身体に特化した公演企画[D-inclineプロジェクト] の第３弾。2013年、D-incline vol.2『-W-』と、大規模作品『家庭的 1.2.3』の異なった性質を持つ２作品を経て、身体への執着心が以前より強まった。身体の客観性と主体性に着目した、より身体性に特化した実験的な創作を求め、ただ振付を受けて踊るだけではない、ダンサー自身の生活に着目することでにじみ出る人間性と身体を抽出し作品へ展開する。さらに、今作ではクリエイター北尾亘を、今まで以上にパフォーマーとしてもフューチャーする。
　また、はじめてのロングラン公演および新たな地方へのツアー上演に挑む。作品をある程度固定化することへの探求およびパッケージング化に取り組みつつ、作品の鮮度やエネルギーを持続させられるような創作に挑戦する。

振付・構成・演出：北尾亘