映画を音から作り始める。そのための音楽は、いわゆる映画音楽ではないし、ある映像を喚起させるような標題音楽とも違う。それは、強いて言えば、音で書いたシナリオ。シナリオを、文学と映画の間にあるインターメディアととらえ、それを文字ではなく音(声)でつづる。そして、その「映画としての音楽」を、気鋭のボイス・パフォーマー、声楽家、演奏家たちにより、上演・発表する。
テキストは、オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ」』。
作曲・演奏:池田拓実
演出:七里圭
ボイス・パフォーミング:さとうじゅんこ、徳久ウィリアム、山崎阿弥、山形育弘、今藤哲平、古賀彰吾、他。
また、関連講座「映画以内、映画以後、映画辺境」も開催。
【チャーム・ポイント】
既存の表現ジャンルに留まらない作品を制作、発表するために、それぞれフリーで活躍する映像スタッフ、音楽家、美術家らが集い2012年に映画監督七里圭を中心として結成。これまでに、人の姿がほとんど映らない声と気配の劇映画(『眠り姫』)や、一切の台詞を排した映像詩(『ホッテントットエプロン-スケッチ』)、建築家との共作短編(『DUBHOUSE』)などを制作するとともに、その上映方法においてもさまざまな実験的試みを続けている。
チャーム・ポイント
代表:七里 圭(シチリ ケイ)
e-mail: charmpoint7◆gmail.com
◆を@に置き換えてください。
アップリンク(東京都渋谷区)