ハワイ諸島が平成30年に、日系移民が移り住んで150年を迎え、その歴史を祝し、現地各団体は日系移民150周年事業における元年者［がんねんもの］（明治元年に横浜港から150人渡航した人々の総称）実行委員会を組織し、ハワイ諸島各地で様々なイベントを計画し、開催している。我が団体は2013年からハワイでの活動を始め、国際交流基金公演、在外公館制度での天皇誕生日、外交団就任式レセプション、ドールフェスタ、日米カウンシルハワイ大会、ハワイ大学雅楽部やJASH（日米協会）、プナホウ高校での交流事業を行なってきた。この5年という期間の中で多くの交流を実施している活動が認められ、今回元年者委員会に所属する各団体の招聘を頂き、本公演を実施するに至った。
　公演プログラムは、歌舞伎舞踊を見たいという現地の方々の要望に沿って特別構成した、日本舞踊「日本の唱歌メドレー」、「四季の華」（義太夫「三番叟」／長唄「菊づくし」／長唄「石橋」／長唄「静と知盛」）とした。日本舞踊家は本格的なかつら、化粧、衣裳を用い、唱歌メドレーは日本民謡歌手の円杏寿による唱歌の三味線弾き語りとした。
主な舞踊家、スタッフは以下の通りである。
藤間貴雅（NPO法人ハーモニーオブジャパン理事長）、若柳慶次郎、河本龍葉、藤間まがね、藤間貴唯、藤間貴千花、藤間貴景、藤間貴憲、藤間貴之助、円杏寿（三味線 民謡）、森野真也（松竹衣裳）、浅井和幸（床山かしわや）、平野陽子（制作）、海塚厚子（エレガントノーブル）