「未来」という仮想的コンテクストから現代の様々な対象を捉えることで、レディ・メイド以後のアートが前提としている時間的条件(投機性、記録性)を問い直す。例えばパルテノン神殿は現在にあるものだが、我々はそれをギリシア時代のもの=過去のものとして見る。では、現在のものを未来のものとして見るとどうなるのか?例えば、経済における貨幣の信用創造や投機、或はギャンブルや宝くじ、宗教における来世を基準にした現世の意味付け、政治における危機管理、文学におけるSFなど。それらは未来という資源を現在に影響を与えるものとして活用している。こうした「未来」の実態を、端的に出現させることは社会の根源的条件を反省的に捉え直すことにも繋がるだろう。
本件の構成:展覧会《未来芸術家列伝Ⅳ:宇宙と貨幣》《未来芸術家列伝Ⅳ:オーダーと第Ⅰ次世界大戦》、ツアー《未来芸術家列伝Ⅳ:東京ツアー「人間/時間/空間のヒエラルキー」国会前集合》、《未来芸術家列伝Ⅳカンファレンス》、リーフレット《未来芸術家列伝Ⅳ》、WEB《未来芸術家列伝》。
【アート・ユーザー・カンファレンス】
2014年設立。主な活動として《Robert Smithson whithout Robert Smithson》、《未来芸術家列伝》などがある。
東京都八王子市山田町1606-179
アート・ユーザー・カンファレンス
代表:橋本 聡
TEL:080-6608-0571
e-mail:hashimoshi@hotmail.com
S. Y. P. art space(東京都新宿区)、青山|目黒(東京都目黒区) ほか
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