アーツカウンシル東京の事業

古川 あいか

  • 団体名 : 古川 あいか
  • 区分 : 国際的な芸術交流活動
  • 助成タイプ : 単年個人
  • 分野 : 美術・映像

事業概要

日独2人の、現代美術家の公開制作と展覧会。
古川 あいか[現代美術/絵画]は、壁面に作品を設置。アクリル絵の具を用いて壁に即興直描き+平面作品およそ10点のインスタレーション。
アグネス・ランメルト[現代美術/彫刻]は、主に空間に作品を設置。ドイツで制作したシリコン素材の大型立体作品1点(天井から吊り下げ)と、ワックスで制作した彫刻作品を、鉄の棒を使用し設置した。また、日本とドイツそれぞれの場所で制作したドローイングも合わせて公開した。
東西のアイデンティティについて話し合いを重ね、公開制作(インスタレーション)を行った。
地域との交流が盛んで、かつ制約の少ないオルタナティブスペースHIGURE17-15casにて開催することで、国際文化交流の場となる事を目的とした企画。

対談:天野 太郎(横浜市民ギャラリーあざみ野主席学芸員/札幌国際芸術祭2020 総括ディレクター)
通訳:Sonja Ganseforth
会場撮影:出口 泰之

プロフィール

【古川 あいか(現代美術・絵画)】
1982年愛知県生まれ。2008年東京藝術大学美術学部(油画科)を卒業。2012年から2015年にかけて文化庁、ポーラ美術振興財団より、芸術家海外研修制度を受けドイツに滞在。2015年、2016年、2018年、2019年、ドイツと日本から助成金を受理。現在、東京、ライプツィヒ(ドイツ)、ブリュッセル(ベルギー)にて活動。
2007年より描いてきた主なモチーフは、実在する日常の一部を切り取った、“剥いだ布団や枕のしわ”。その“しわ”を組み合わせ、見たことのない世界を創り出す。透き通った絵画を展覧会場に吊るすなどのインスタレーションをする事で、見る人を作品へと引き込む。


【アグネス・ランメルト(現代美術・彫刻)】 
旧東ドイツを中心に活動。古川と同様に“布のシワやヒダ”をモチーフとした彫刻を制作しているが、彼女は布の中に隠れている“存在する何か”を連想させる表現が特徴。ライプツィヒ版画製本芸術大学 (Hochschule für Grafik und Buchkunst Leipzig)講師、パブリックコレクション: ライプツィヒ造形美術館(Museum der bildenden Künste Leipzig)

実施場所

HIGURE 17-15cas(東京都荒川区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。