アーツカウンシル東京の事業

第33回 檀の会(まゆみのかい)

  • 団体名 : 一般社団法人 松の会
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 伝統芸能

事業概要

檀の会は、世界各国の方々やあらゆる年齢層の方をターゲットに、古典芸術である「能」の文化発信を趣旨に開催している。また、「能」を多くの方に知っていただけるよう、タブレットを使用した解説を付け、初心者の方々や聴覚障害を持っている方にも理解してもらえる席を設けている。またこの会は人間国宝などの一流能楽師に出演してもらい、トップレベルの高い技術や表現力等を目や耳で感じてもらえる舞台を披露している会である。
檀の会は今年で33回目を迎え、多くの方々に長きに渡り支援をいただいている。日々流れゆく時代や文化のニーズに応じた演目を毎年行っている会であり、今年は、2020年オリンピック開催の年であるため「平和」をテーマに「大般若」「三笑」といった天下泰平・国土安穏を願った演目を実施した。また、能楽文化への貢献や保存活動を目的に、実際に舞台で使用している能装束を身近に見てもらえるよう、ロビーに展示披露した。

プロフィール

【一般社団法人 松の会】
一般社団法人松の会の代表理事松木千俊は、1962年に三代続く、観世流能楽師シテ方松木家の長男として誕生し、1966年に仕舞「老松」にて初舞台を勤め、学習院大学中等部・高等部を卒業後、東京藝術大学邦楽科在学中に、1982年 武田志房師の元へ内弟子入門し大学卒業後、1989年独立を許され、我が国で最も長い舞台生命を誇る「能」を伝承していく事を目的に、一般社団法人松の会を2016年に設立する。重要無形文化財保持者である松木千俊は、舞台を勤める傍ら各地の学校や講座においてワークショップを企画開催し、能楽文化の普及活動に努めている。現在(2020年2月)シテ演能番数195曲である。毎年開催している「檀の会」(まゆみのかい)は先代より引き継ぎ、2020年で第33回となる。能楽活動の発信者としてこれからも活動を行っていく。

お問い合わせ

一般社団法人松の会
佐藤
080-2555-0626
matsunokai@gmail.com

実施場所

二十五世観世左近記念 観世能楽堂(東京都中央区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。