本事業は、タイランド・ビエンナーレ2021に招聘作家として参加するアーティスト、梅沢英樹+佐藤浩一の、同展覧会における作品制作及び作品展示を主たる活動としたものである。
アーティスティック・ディレクターに金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子氏を迎え、国際的なレベルの展覧会として企画された同展覧会は、コンセプトとして”So what exactly is the nature of this new capital? ‒ 新しい自然資本とはなにか?”を掲げ、日本の経済学者・宇沢浩文が提唱した『社会的共通資本』をアイデアソースに、それらを物質的な充足だけでなく、精神的な側面でも人々を豊かにし、サスティナブルな社会を創造していくものと位置付けた。梅沢と佐藤はそのコンセプトに呼応し、映像と音響、香料を複合的に組み合わせた、都市とその背景にある水源地とを結ぶインフラストラクチャーに関する新作のインスタレーションを制作した。
【梅沢英樹+佐藤浩一 タイランドビエンナーレ2021 作品制作実行委員会】
梅沢英樹(1986-)と佐藤浩一(1990-)は自然環境と産業などの関係性についてフィールドワークやリサーチを行い、映像とサウンドを組み合わせたインスタレーションやパフォーマンスを展開している。これまでの活動に、2019年の国際芸術センター青森でのパフォーマンスのほか、2021年「オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド」(NTT インターコミュニケーションセンター[ICC])、2021-22年「タイランド・ビエンナーレ」など。
梅沢英樹+佐藤浩一 タイランドビエンナーレ2021 作品制作実行委員会
アーティスト
佐藤浩一
fluidanimals@gmail.com
ラジャマンガラ工科大学イサーン校(ナコーンラーチャシーマー/タイ)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。