日本の幕末期における山陵調査の事例を端緒とした土着的な文化とそれに起因した価値観、精神性への批評から日本の現代美術における前衛の成立可能性を再検討し、次世代に向けた芸術文化の更なる振興に寄与することを試みた。
展覧会では、キュレーターを務める番場悠介の企画のもと、小田原のどか・楠田雄大・小寺創太・佐藤清・百頭たけしの計5名の美術作家による、絵画・写真・パフォーマンス・インスタレーション作品およびリサーチ資料を展示した。
展覧会図録作成・配布については、現役学生の気鋭のデザイナー・アンジーにデザインを依頼。批評家による展覧会評4本などを収録するなど意欲的な取り組みを行った。配布は業界関係者への献本および都内の施設数ヶ所での頒布を中心に実施した。
事業全体の運営は、DOGOオーナーの番場悠介、アシスタントキュレーターの栗原あすか、海野学、監査の岡田真太郎およびアシスタントとして招聘した渡辺俊夫を中心に実施した。
【DOGO】
インディペンデントキュレーターの番場悠介が運営する、東京都墨田区のオルタナティブスペース。
2020年6月よりアートコンプレックス・文華連邦に加盟、運営開始。中世の土豪に着想を得た『美術史に領土を獲得する』というスローガンのもと、4坪1間の小さなホワイトキューブで若手作家を中心とした展覧会の主催および図録の発行、その他マネジメント業務を展開する。
現在の構成人員は、オーナー・番場悠介、アシスタントキュレーター・栗原あすか、海野学、監査・岡田真太郎の4名。
DOGO
オーナー
番場悠介
press.dogo@gmail.com
Room_412(東京都渋谷区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。