本事業は、「第8回山本亜美 箏 二十五絃箏リサイタル オトを編む」とタイトルした、全5作品によるプログラムである。十三本の糸による厳選された音を持つ箏と二十五本の糸で幽玄な広がりを持つ二十五絃箏の方向性の近しい作品を並べてそれぞれの美しさを提示した公演となった。
1 「三つの遊び」(宮城道雄作曲)
2 「編む 継ぐ む」(野村誠作曲・委嘱初演)
3 「中空砧」(宮城道雄作曲)
4 「さむしろ」(高橋悠治作曲)
5 「つむぐ」(森亜紀作曲)
出演:山本亜美 (箏・二十五絃箏)
【山本亜美】
箏、三絃を幼少より狩谷章子氏に師事する。文化庁新進芸術家国内研修生として、二十五絃箏の先駆者である箏曲家野坂操壽氏に師事し、その後、主に二十五絃箏奏者として活動している。二十五絃箏ソロアルバム「つむぐ」、「きざし」(ALM/文化庁芸術祭参加)を発売する。毎年リサイタルを開催し、井上鑑・沢田穣治・高橋久美子・田口和行・森亜紀・野村誠氏等に委嘱し新作を発表している。現代音楽、即興演奏、またポップスなどノンジャンルで幅広く関わり、箏と自身の一体化を常に念頭に、国内外において二十五絃箏の魅力を伝え、可能性を探り続けている。
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トーキョーコンサーツ・ラボ(東京都新宿区)
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