下町・両国を舞台にした音楽祭、両国アートフェスティバル(略してRAF)。RAFは、多様なピアノ音楽の可能性に挑戦していく企画として2015年に誕生した。毎年、芸術監督が変わることで、個性ある2台ピアノ音楽の祭典となっている。今年の企画では、芸術監督に作曲家・空間音響作家の宮木朝子を迎え、ホールに設置されているスタインウェイピアノとテクノロジーを用いてバーチャルで出現させるピアノ2台によるピアノ音楽の可能性および門天ホールの空間としての可能性を追求した。「仮想郷土 -Echolalia, Topophilia-」と題した本企画では、配信と会場における対面でのハイブリッドでコンサートとシンポジウムを実施することとし、会場にはマルチスピーカーによるイマーシブ環境を、配信ではVR映像とヴァーチャルサラウンド音響によるオンデマンド視聴が体験できる環境を設定。3つのプログラムを開催した。
芸術監督:宮木朝子
アートディレクション:小阪淳
空間音響設計、システムプランニング:鈴木悦久
ヴァーチャルサラウンド技術アドバイザー:漢那拓也
出演者:大石将紀、林原澄音、小坂紘未、水野みか子 ほか
【一般社団法人もんてん(両国門天ホール)】
両国門天ホールの前身である門仲天井ホールは1989年の開館以来現在に至るまで、伝統的なものから先駆的な現代音楽まで、さまざまな音楽やパフォーマンスを意欲的に紹介し上演してきた。「伝統と現代」というテーマのもと、質の高い音楽体験の提供と幅広い観客層の育成に努めている。
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一般社団法人もんてん
代表
黒崎八重子
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両国門天ホール(東京都墨田区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。