ロシアの作曲家ショスタコーヴィチの歌曲は政治性やメッセージ性を多く含んでいるが、その範疇にとどまらず芸術歌曲としても多くの魅力を備えている。しかし、日本国内で彼の作品が聴かれる機会は、一部の交響曲などに偏っており、歌曲が取り上げられる機会は極端に少ない。言語の壁もあり、親しまれているとは言いがたいショスタコーヴィチの歌曲作品を、レクチャーや字幕を伴い、作品の求める音域に応じて4人の歌手が演奏することにより、彼の歌曲作品への新たな側面を提示していく。
【オペラ団体ABQ】
2020年に発足した日本のオペラ団体。オペラ作品だけでなく、歌曲作品の演奏も行っている。エルンスト・クルシェネク(1900-1991)のオペラ作品を北とぴあ国際音楽祭2021において日本初演し、大きな注目を集めた。また歌曲作品ではショスタコーヴィチ、ラヴェル、プフィッツナー等の作曲家を取り上げており、作曲家がどのように言葉に向き合い作曲を行ったかという軌跡をたどる活動も行っている。
オペラ団体ABQ
代表
牧山亮
opera.abq.20200614@gmail.com
大泉学園ゆめりあホール
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。