アーツカウンシル東京の事業

第一回 つくしの會

  • 団体名 : つくしの會
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 伝統芸能

事業概要

古典芸能の世界では、20 ~30 代の間は先輩方先生方の下で何十年と研鑽を積み、その後初めて主立った演奏家・舞踊家となることが基本であるが、まだ 20 代のうちに未熟ながらそれぞれが大役に挑戦することは、今後の芸能活動に向けた大きな勉強の機会である。又今回、古典作品「吾妻八景」「島の千歳」「連獅子」だけでなく新たに新作「つくし」(作詞・つくしの會 作曲・今藤龍十郎 作調・望月左太助)を創作する。これまで各々培ってきた古典の技術や感性を基に同年代で意見を交わし、伝統芸能を初めて観る観客に楽しんで頂けるような舞台を試みる。また日本舞踊は、経済的な面から若手舞踊家は簡易的な衣裳や舞台装置で披露することが少なくない為、本公演では正式な舞台美術、衣裳を用いて披露をする事で経験を積む。古典芸能の普及、新作の創作活動の挑戦、各々の芸の研鑽を大きな目的とする。

つくしの會 同人
今藤龍十郎(三味線)・中村梅壽(舞踊)・坂東舞花(舞踊)・松永和之助(唄)・松本幸才(舞踊)

【プログラム】
舞踊「つくし」(つくしの會、唄/高橋奈子・松永忠之助、三味線/東音 味見優・杵屋葵、囃子/望月左太助ほか、笛/福原寛乃)
長唄「吾妻八景」(唄/松永和之助・松永忠之助、三味線/今藤龍十郎・東音 味見優)
舞踊「島の千歳」(舞踊/坂東舞花、唄/松永和之助・松永忠之助、三味線/今藤龍十郎・杵屋葵、小鼓/望月左太助)
舞踊「連獅子」(舞踊/中村梅壽・松本幸才、唄/松永和之助・松永忠之助、三味線/今藤龍十郎ほか、笛/福原寛乃、囃子/望月左太助ほか)

プロフィール

【つくしの會】
東京藝術大学に在学する同年代の演奏家・舞踊家五人で、『邦楽』というジャンルを様々な方々に知ってほしいという思いから設立。長唄、長唄三味線、日本舞踊をはじめとした古典芸能の素晴らしさを、現代の皆様に届けられるような作品を上演する。ワークショップなどの普及活動や、自主公演を開催するなどの試みをしている。今後、映像作品など様々なコンテンツを用いて幅広い層に届くような活動を予定。

お問い合わせ

つくしの會
代表
今藤龍十郎
tsukushinokai22@gmail.com

実施場所

渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
(東京都渋谷区)